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燕 岳(2763m) 2/4 - 北アルプス・長野県安曇野市穂高町 - |
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2006年12月31日(日) 晴れ 早朝、廊下ですれ違った人が私を見て「あれ?」って言った。副長さんだった。バレた(笑) 部屋ではみんなが起き出して、奥さんは朝風呂に行こうとしている。えーっ!?厳冬期の雪山に入る前に温泉すか!? そ、それはちょっとよろしくないんじゃ・・・お風呂の戸が開かなかったと戻って来た奥さんにホッとした私だった・・・ (こんな人は初めてです:笑)朝食が済んですぐに出発しようと目論んでいたのに結局いつも最後のほう。中房温泉の玄関前で副長さんの登山ガイドパーティが集合していた。 |
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7:30登山口を出発。同室のご夫婦の登山教室(燕山荘)もちょうど出発したとこで私らは登山教室の列のすぐ後ろ、を歩く事になった。 「先にどうぞ」と勧められても「いいえ、遅いんでこのままでいいです。」
と、なんだか私も登山教室の一員になった気分で一緒にゾロゾロ歩く。 前を歩く赤沼オーナーのザックから飛び出てる魚の尻尾が気になって仕方ない(笑)
登山道は雪が少ないので少なくとも第一ベンチまでアイゼンは必要なさそう。 だから、途中でアイゼンを装着し始めた登山教室パーティを抜かす事になった。 |
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そして何故か燕山荘まで抜かれる事はなかった。(それが普通なんだけど何しろ遅いもんで、私) 第一ベンチでアイゼンを装着してから出発。今日は物凄く天気がいいので苦しい登りの割には景色を楽しむ余裕がある。
磯貝先生のカメラ教室パーティの後ろを歩いていたので時折止まってシャッターを切る彼らを待つ。 (合戦尾根は教室銀座ですな) 先にどうぞと言われてもやっぱり「遅いですから」と断る。
赤牛1号を失った私は赤牛2号をザックから出す気にもなれず、赤木沢1号でいい加減に撮って終わり。 |
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第二、第三ベンチと登るに連れてやっぱり体力のない私はしんどくなって来た。 合戦小屋までの道程が遠い。クタクタになりながら富士見ベンチに来ると元気が出てきた。 なんと富士山が見えてるじゃないの。 いや、富士見ベンチっていうくらいだから富士山が見えるんだろうけど ここから富士山が見えたのは初めてだったんでビックリ。 富士山のチカラって凄いんだなぁ、て、やっぱニッポン人だよ、私。 中房温泉で貰った行動食の焼き芋を食べる。でも歩き出すとやっぱりツラい。 標高が上がって樹林帯の樹の高さが低くなって、空が開けて来てもツラい。 |
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下を向きながら歩いてたのでふと上を向いたら合戦小屋が目の前に見えた時は本当に嬉しかった。 11:45、合戦小屋到着。いつもなら小屋で風を避けつつ、目出帽を被って完全防備するのに今日は天気がいいので ドッカリと腰を下ろしてのんびり大休憩。寒いけどね。 東側の展望が素晴らしかった。 浅間山の左にカッコいい山があるけどれあれは四阿山かな。 近くで山座同定してた磯貝先生に「あれって何処の山ですか?」って聞いたらやっぱり四阿山だった。 以前、山に行きたいさんが行ってから、そして去年、湯の丸高原から見て更に気になってた山なんだ。 |
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チョコレートとお茶でエネルギー補給してから12:00出発。今年は合戦沢ノ頭まで直登だった。(毎年微妙にルートが違う) 合戦沢ノ頭で槍の穂先を確認。これだけ天気が良ければそりゃ見えるでしょうけど。
明日には天気は下りになるからこの天気も今日限りらしい。初めて燕山荘を見ながら登る。 見えてると余計ツラいんじゃないのかな(笑) アップダウンを繰り返してようやく最後の登り。
途中で振り返っても登山教室パーティは見えない。 今年は本当にスローペースらしい。 登り切ると目の前に燕山荘がある。が、これは燕山荘の玄関からいっちばん奥にあたる部分で小屋の横を通って玄関まで歩かなければならない。
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これが結構ツラい。 燕山荘は600人収容だから小屋も大きいしね。 無事に燕山荘到着。7:30に出発して13:50到着。所要時間約6時間30分。天気がよかったんで吹雪の過去2回より早い。やっぱ天候で左右されるんだなぁ。受付を済ませると部屋はまた新館。いっちばん奥の部屋。 2階に上がって、本館の部屋を突き抜けて、結露でびちょびちょに濡れた長い階段を登って (このあたりでもうバテバテです、わたし)底冷えする別館を抜け、新館に入って更に階段を登った奥の部屋。 着替えて、荷物の整理をして濡れたものを乾燥室に干すため、本館に下りてくると玄関で手を振ってる人がいる。 |
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副長さんが到着したらしい。 カップラーメンでお昼を済ませるとカメラを持って外へ出る。 この景色!この景色見たさにこの時期、ここまで頑張って上がって来ちゃうんだよね。なんだかんだでここまで上がってこれてよかった!
ただ、赤牛1号でこの景色はまだ撮ってなかったんでそれが非常に残念。再び副長さん登場。 「(初対面の人と会うのは)イヤかもしれないけど・・・」
って言いながらたけさんを紹介してくれた。 「健脚のたけさん」、お名前は知ってたけど直接の交流はこれが初めて。 去年から訪問するようになったブログでも時折たけさんの名前は目にするので
同一人物だと思ってた私はヒジョーに的外れな事を言ってしまった。 |
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たけさんの????的な表情からそれが人違いだと感じた。あああ、ほんと、すみません。 西の方の方だとは思ってたんですが、ブログで見るたけさんは東京の方みたいなのでてっきり転勤でもしたのかと勝手に解釈してた。
お恥ずかしい限り・・・・・ たけさんは1日早く登って来て昨日はテン泊だったけど大晦日の今夜は小屋泊だそうだ。 てゆーか、厳冬期のテン泊装備で宮城ゲートから燕山荘まで一気に登るって・・・・・
私らを中房林道で追い抜いて行ったんだろうなぁ。夕方になると夕焼け目的に小屋の外に出てくる人が増える。 綺麗に焼ける事はなかったけど太陽の両側に虹が見えたりする環天頂アークという現象を拝む事が出来た。 |
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それにしても2年近くも使ってなかったカメラの扱い難い事。イライラMAX。夕日が沈んだ頃に単独の女性が到着。
中房温泉から10時間かけて登って来たそうだ。
今、4:30なので10時間て事は6:30に中房温泉を出発したって事だよなぁ。
あれ、だとしたら私、この人抜いてる事になるんだけど・・・ 割と早めに小屋に到着したのにも関わらず食事は2回戦目。
登山教室とか団体さん優先のようだ。 2回戦目までに時間はまだまだあったけどスリッパが無くて部屋にも戻れず(笑)
(階段が結露でビチョビチョなのでスリッパないと通行できない)玄関周りではみんなでスキあらばスリッパを横取りしようという連中が溢れている。 |
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外に出るのにスリッパを脱いだが最後、残されたスリッパは一瞬で消える。 私がトイレに入って出てくるともう無かった。私しか入ってないんだからそれは明らかに私のじゃん、てのに。
中にはスリッパを小脇に抱えて外に出る人も。 燕山荘の夜は静かなるスリッパ争奪戦が繰り広げられていたのだった。 余裕のある人はマイスリッパを持参するといいかも。食事が終わるといろんな人たちとテーブルを囲んで山談義に入る。
その間、赤沼オーナーの話やアルペンホルンの演奏、日本酒や年越しそばを振舞って貰って0時まで楽しく過ごした。宴会の途中、度々抜けては街の夜景や月明かりに照らされた北アルプスの山々を眺める。
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カメラマンばっかりなのでいろんな人に撮り方とか教えて貰いながら。 でも厳冬期、夜間、風びゅーびゅーの標高2400mの世界 しっかりした防寒してないので外に居られるのは1,2分が限度。
副長さんとたけさんを探したけど見つからず。 2人で一緒だと思ってたので何度か探しはしたものの、心配はしてなかった。 たけさんは紹介された時、上着のフードを被って目くらいしか見えてなかったので
探しようにもお顔がわかりませんでした(笑) 来ていた黄色の上着の方を探したんだけどやっぱりわからず。 副長さんは調子悪くて休んでいたとは・・・・
たけさんは楽しい時間を過ごせたのだろうか。
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