滝子山 (標高1610m) - 山梨県大月市 - ![]() |
||||||||||
|
||||||||||
2004年4月10日(土) 快晴 笹子駅を下りて滝子山までの取付まで甲州街道や稲村神社、桜公園を経て1時間弱ほど歩く。 ここまでの道を地図片手に不安げに歩く男性の後ろを私もまた不安げに後を追う。 実は滝子山って奥秩父の山域だと思っていた私は何の躊躇もなく昭文社エアリアマップの 「奥秩父2 金峰山・甲武信」を持って来たが駅前で地図を広げたら載っていなかった!! がーーーん!! 仕方ないんで一緒に持って来たガイドを読んで取付までの道順を今一度念入りに頭に入れた。 |
||||||||||
神社のあたりで男性に追いつき、声を掛けられたので寂(じゃく)ショウ尾根から滝子山を目指すと言った。
中央高速の陸橋を越え、桜公園を越えたあたりで再び先行していた男性が地図を見ながら私に向かって手招きをする。
どうやら地図に載っていない微妙な踏み跡の登山道があるらしい。
看板には滝子山と書かれてはいるが×印が付いているので使えない道と判断して再び歩き出した。
しばらくしてなんだかスッキリしない私はガイドを取り出して確認する。 どうやら寂ショウ尾根への取付を通り越してしまったようだ。
男性に「寂ショウ尾根の取付まで戻ります」と告げると「じゃあ、山頂で会いましょう」と言われて別れた。 |
||||||||||
先ほどの×印の看板まで戻ったところで登山道を下りて来るパーティが居たので「すみませーん、ここって寂ショウ尾根ですか?」と聞いてみた。
(おいおい・・・)「クサリとかあるルートよ」ああ、そうそう、やっぱりここが寂ショウ尾根の取付なんだ。
ガイドに書いてあるのとちょっと違うけれど寂ショウ尾根と合流するのならまぁ、いいか。
急登を詰めて行くと鉄塔があった。これで間違いなくここは寂ショウ尾根だと確信が持てた。
その後更に急登になってしばらく行くと林道に出る。 林道を右側にちょっと歩き、擁壁を登って再び登山道に入る。
この寂ショウ尾根は尾根を直登するルートなので基本的には急登の連続。 とにかく急登。飽きるほど急登(笑) |
||||||||||
ある程度登ったところで振り返ったら何か白いものが見えた。
あっ、富士山だ!頑張れば頑張るほど真っ白な富士山の頭がどんどん見えてくる。
頼むから山頂行くまで見えててくれよなぁ〜。 シャリバテでちょっとペースダウンしちゃったりしたけど・・・
登山道に岩が混じり始めるとだんだんヤセ尾根になっていく。 そのうち手足を使って登るようになってしばらく行くとクサリ場が現れる。
と言ってもそんなに危険な場所という感じはしない。
その先にもロープが設置されているが岩はホールド、スタンスが豊富で3点支持で登ればロープはまったく必要ない。
岩場が濡れている時は要注意だけどそんな時にはこんな尾根を使う自体やめたほうがいい。 |
||||||||||
![]() 寂ショウ尾根からの南アルプス |
||||||||||
岩を乗越す場所 もあったりして両側はスッパリと切れ落ちているから雨直後だと危険かも。
稜線が近くに見えるようになると小さなアップダウンを繰り返すようになる。
P3の南面を巻くと主尾根の浜立尾根と合流する。右へ進むとP3のピークを越え、下る。
登り返してP2のピークも越えてまた下る。 折角高度を上げたのにまた下りなの?と文句を言いつつ、
これで山頂だろうと思っていた急登をひいひい言いながら登りきる。 山頂にしては妙に人の声が聞こえないのが不安だなって思ってると、
登山道の脇で大休憩していた登山者が「あとちょっとだよ。」なんて言う。
先へ進むとこのピークがまだ山頂でない事がわかってショック。 |
||||||||||
また下って登り返すのかぁ。でも今度こそは山頂に間違いない。 最後の踏ん張りをきかせて登り切ると先にまだ登山道が続いている。
おいおい、マジでかんべんしてくれよ。 でも登山者が何人か空身で居たから山頂はやっぱりすぐそこだ。
クネクネと平坦な登山道を進んだら開けた場所に出てそこが山頂だった。 滝子山の山頂は細長く、思ったよりも狭い。
展望は360度というけれど実際には南アルプス方面は樹木で見えづらい。
先程登り切った場所からはよく見えるので山頂に着いてから荷物を置いて見に行ってもいいかな。
キョロキョロと先ほど一緒だった男性を探したけれど見つからなかった。 |
||||||||||
私が遅いからもう下山しちゃったんだろうな。まぁ、いいや。 どっかりと腰を下ろしておにぎりを食べる。
シャリバテしちゃったからちゃんと食べないと。
日差しが強いのでフードを被ってもくもくとおにぎりをパクついている私はきっと不気味に見えたかもしれないな(笑)
そして、山頂に到着したパーティの中の女性が私を見つけると近寄って来て「クサリ場は怖くなかった?」と聞いてきた。
???私が寂ショウ尾根から来たのを何で知ってるんだろう??? 不思議に思ってると「さっき私たちと登山口で会ったじゃない!」
実は私が「ここって寂ショウ尾根ですか?」って聞いたパーティだった。 |
||||||||||
彼らは下山して来たのではなく、間違えて寂ショウ尾根に取り付いてしまったので引き返して来たところだったらしい。
それから別のルートで登って来たようだ。
30分ほどのんびりしてから下山開始。今度は登って来た方向とは反対側へ下る。
こっちも急下降だ。尾根をひたすら下る。とにかく下る。
たまに平坦な道も出てくるけれどやっぱり基本は急下降。
ややや、膝笑っちゃったりしないかな。30分ほど下ると桧平というちょっと開けた場所に出る。
更に下降を続けると尾根から外れて左の登山道へ入ると山腹をジグザクに急下降する。
藤沢川の支流にあたる沢の源頭部に出るのでそこからは沢沿をひたすら下降。 |
||||||||||
堰堤が見えたら林道に出てしばらく歩くと民家が現れて舗装された道になる。
藤沢の集落を抜け、中央高速の下をくぐって笹子川を渡り、左に進んでいくと初狩駅はもうすぐ。
それにしても電車がゼンゼン来ない。
ホームで4,50分ほどボーッとベンチに座って眼前の滝子山を眺めながら待つ。
「さっきまであそこに居たんだよなぁ」なんて思いながら。
たまに来るのは通過する電車ばっかり・・・・帰りに早速滝子山が載ってるエアリアマップ「大菩薩嶺」を購入。
そっかぁ、滝子山って大菩薩嶺の一部だったんだと改めて知った。
地図を広げて見ると男性の地図には記載されていなかった寂ショウ尾根が記載されていた。
そして目印にしていた寂しょう庵はすでに地図から消えていた。 あの地図古かったんだな・・・ |
||||||||||
