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剱岳・立山縦走 6/7
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2003年7月31日(木) 晴 朝、起きてお茶を飲む。 剱岳の時のように無理にゴハンを食べるのはやめた。 外でお茶を飲んでいると暗いうちに立山に登ってご来光を拝むと言っていた大学生の青年たちがテントから出てきた。 どうやら寝坊したらしい。彼らは浄土沢の方向へと向かって行った。 雷鳥平からだと立山の山腹をトラバースして一の越へと向かうルートが一般的だ。 彼らも当然のようにそのルートで向かった。 しかし、ここ何日か立山に向かう人たちを見ていると一の越へ向かう人たちは踏み跡が不明瞭なのか随分と迷走している人が多い。 それを見ていたかばは無駄に歩きまわるよりは明確な室堂から登ると言う。 なんだか随分と遠回り |
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でイヤだなぁと思ったけど時間は同じらしい。 雷鳥荘経由だととんでもなく遠回りになると昨日気がついたので地獄谷経由で室堂へ向かう。
が、雷鳥沢ヒュッテとの分岐を越えて谷への道に入った途端、私はこのガスに咳き込んでしまった。
いやー、朝イチで硫化水素はキツいっす(笑) 結局、一番時間を食ってしまう雷鳥荘経由で室堂に向かう事になった。
室堂までの間、私は息ぎれしまくって歩くのもやっとという具合だった。 遊歩道でバテてどーすんだ?
みくりが池を見ると風もなく池に立山が映っていたので写真を撮ってみたけど逆光でイマイチだった。
室堂から登山道に入ると遊歩道と同じように石を敷き詰めて舗装されている。
すぐに終わると思ってたその道は一の |
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越まで続いていた。前には小学生が集団登山を行っていた。 途中何箇所か雪渓をトラバースするのであっという間に渋滞する。
大休憩を始めた小学生たちを抜かすと元気な「おはよーございまーす」コールの嵐・・・
登ってる時にはカンベンして欲しいなー。 おばちゃん、息がキレてそれどころじゃないのよ・・・(笑)
マイペースで登って行くとなんと私と同じペースで登っている夫婦がいた。この遅い私と同じペースとは・・・
といっても旦那さんは写真を撮りながら奥さんのペースに合わせててまぁ、いってみればウチと一緒だ。
一の越 に到着する頃には室堂からガスが徐々に上がって来ていてもう少しでここまでたどり着きそうだった。
反対側を覗くとガスで消えかかりそうな槍穂が遠望出来た。ここからはさっきと違って普通の登山道。
歩くというより |
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は岩を登っていく感じの急登。 うわ、キツいかなぁって思ったのに登ってみるとこれがラクなんである。
ゼイゼイ息切らせてたさっきまでと違ってスイスイ登っていける。 登りが異常に遅く、すぐに疲れて休憩しちゃう私でも雄山まで一気に登れてしまった。
今日は調子いいのかな?同じペースで登ってた夫婦はずっと下だ。 早速、社務所の前にあるベンチに座って休憩。
朝メシにとバームを飲んで蒟蒻畑を食べた。 神社のある山頂は時折ガスに巻かれて見えなくなる。
ガスが切れた頃合いを計って500円を払って山頂の神社に向かった。 や、意外と神社までの道は険しいのね(笑)
お祓いを受け、お神酒を頂く。 神聖な場所だから写真撮影は禁止かなと思ったけど「構いませんよ」 |
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とあっさりOKだった。 そして縦走路へと足を踏み入れる。 そういえば今回初めての縦走だ。
ちょっと進んで後ろを振り返ると山頂はガスで幻想的だった。 そして反対側から隣りのテントの大学生たちが現われた。
大汝山まで行ったけど先がつまらなそうなんで引き返して来たという。 浄土山に向かうらしい。
「気をつけて」とお互い挨拶して別れる。 その後写真を撮ってると、先程同じペースで登って来た夫婦がやって来た。
旦那さんが「どちらまで行かれるんですか」と訪ねて来たので「別山まで」と答えると
「私達もそうなんですけど遅いんでどうなる事やら・・・」と笑う。 私も「大丈夫ですよ、えびもめちゃめちゃ遅いんですよ」と笑い返す。
大汝山は何の標識も無くてただ岩が |
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立ってるって感じだった。でも一応立山の中ではここが一番高いんだよね?」
何とも緊張感のない山頂だ。 さきほどの夫婦は岩に座って朝メシ体制に入ったようでパンをかじり出した。
1段下に大汝休憩所があったけどひっそりしてて営業してんのか?って感じだ。
次の富士ノ折立へと向かう。 西穂の独標みたいな岩の突起みたいなのが富士ノ折立らしい。
分岐から右に10mほど行くと折立で左に行くと真砂岳への縦走路で大下降が始まる。
富士ノ折立を登ってちょっと奥へと回ると下に黒部湖とロープウェイが見えた。
きっとここは黒部平の真上あたりなんだろう。 景色を堪能して下りると今度は真砂岳とのコルへと急下降する。
ザレのいやらしい道をどんどん下る。 |
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とにかく下る。 登ってくる人たちはみんなツラそうだ。 最低鞍部に下りきる前でさきほどの夫婦に追いつく。
「私達は富士ノ折立はパスしちゃった」と奥さんは笑った。 コルの両脇には花が咲いている。
大群落というわけにはいかないけど 小さくこじんまりと寄せ植えみたいにまとまっててなんだか可愛い。
タカネツメクサやチシマギキョウ、など。 休憩して写真を撮る。 ちょっと後ろでもやはりさきほどの夫婦が休憩してて旦那さんが写真を撮っている。
さて、ここからは登りだ。 コツコツと登って行くが不思議と疲れない。 あっという間に真砂岳のてっぺんに来ちゃった。
(といってもあくまでも私的に、だけど) 今まで歩いて来た岩だらけの景観とはうってかわって名前の由来にも |
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なっているマサ化した 花崗岩のなだらかな真砂岳は顕著なピークはなく、標識も特になかった。
細長い山頂を歩いて一旦下がり、登り返すと別山へと取り付く。 後ろを振り返ってもさきほどの夫婦は追いついて来ない。
山の様子が再び一変する。 再び岩が多くなる。別山の急登に取り付く。 後ろを振り返って歩いて来た道を真砂岳山頂あたりまでずーと目で追ったけど
あの夫婦は見えなかった。 今まで天気はよくても雲がウマい具合に太陽を隠してくれてたのでラクだったけど
遮るものがとうとう無くなって激しい太陽光線が焼けた顔や腕、頭に突き刺さる。
特に顔と頭は刺されるような痛みで耐えがたい。 別山の山頂に着いても昼時で日陰は全く無く、私は雄山で買った |
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手ぬぐいを取り出して頭に被った。 かばはカメラと「私」を抱えて何処かへ行った。
あちこちで何か撮ってるんだろうけどその間えびはひたすら終わるのを待った。
早くしてくれー!!!死んじまうよー!!! 暫く耐えた後、ようやく出発。
すぐそこに剱御前小舎が見えているけれどここから30分かかるらしい。
「なんで?すぐそこに見えてるじゃん」 って思うんだけど歩き出すと
稜線がカーブして小屋が遠ざかり、小さなアップダウンがいくつも出てきた。
なるほどね。でも30分はかからないね。 剱沢との分岐に出てすぐ剱御前小舎に到着。
今日の小屋はなんだか賑やかだった。 表には小屋のスタッフが大勢いて呼び込みをしている。
「おつかれさまでしたー。雪渓の雪で冷やした冷 |
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たい飲み物はいかがですかー」 「生ビールはいかがですかぁー」 「焼きうどんはいかがですかー。
あと30分で終了でーす」少し休憩して2日前に来た時と同じように雷鳥坂を下った。
テン場に戻って来ると大学生はまだ帰って来ていないようだ。 フリースを頭に被って太陽に背を向けてテーブルで寛ぐ。
あ、そういえばお腹空いたよね。残っているお菓子を食べる。 のんびりしてると彼らが帰って来た。「おかえり」「ただいまっす」
やっぱり彼らは浄土山に登って来たようだ。 私はテーブルに座りながらここを必ず通るであろうあの夫婦を探した。
ずっと気にしてたけどとうとう現われなかった。 雄山に引き返したか、大走りでエスケープしたか或いは剱御前小舎に泊まったか・・・大学 |
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生の彼らと随分色々な話をしたっけ・・・ 明日剱に行くって言うから様子を教えたり、山ヤの彼女が欲しいけど
どうしたら出会いがあるかとか・・・ やっぱり山小屋で働くって結論になって、どうして山小屋でバイトしなかったんだろうって
本気で後悔してたりして、なんだか若者はいいなぁって思った。 「俺、大学の4年間何やってたんだろう・・・無駄に過ごしちゃった・・・」ってかなりマジだった(笑)
おじさんに近くなってもそういう事考えてる人はいるぞ・・・ とっても楽しかったな、おじさんとおばちゃんに付き合ってくれてありがとね。
素性はまったく聞かなかったけど。 彼らのうちの1人がガンガン日焼けしたいって言うから私はそれまでフリースで隠していた顔を
見せて「こんな顔になっ |
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てもいいの?」と言った。 「うわ。・・・。凄いですね・・・」 ふっふっふ。どうやら諦めたようだね。
て、私は口裂け女か? 明日はもう目覚める頃には彼らは剱に向かっているだろうからお互い「ありがとう。気を付けて。」って挨拶した。
立山最後の夕焼けはイマイチだったけどいつまでも眺めていた。 ぬくぬくの眠りに落ちて行った・・・ ※ 雄山から先の画像はスマートメディアを落として しまったのでありません(涙) 朝メシ:なし 行動食:バームゼリー 蒟蒻畑 昼メシ:お菓子 夕メシ:つけ麺 |
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