赤岳あかだけ(標高2899m)1/2

アクセス:
中央自動車道 南諏訪IC〜八ヶ岳ズームライン〜美濃戸
行  程:
1日目(03/05/03) 美濃戸〜南沢〜行者小屋(テント泊)

2日目(03/05/04) 行者小屋〜文三郎尾根〜赤岳(ピストン)〜南沢〜美濃戸

新緑の南沢
2003年5月3日(土) はれ
GW後半初日だというのに寝坊してしまい、家を出発したのは6時を過ぎてからだった。 高速に乗る前に渋滞にハマり、高速に入っても渋滞にハマって八ヶ岳方面に向かうのは絶望的かとさえ思った 。。 「到着するのがお昼過ぎちゃうようだったら行き先変更だねぇ。夜叉神峠辺りでまったりかな・・・」 なんて心配も途中から高速は普通に流れるようになって結局八ヶ岳方面に行く事にした。 諏訪南ICを下りてから30分ほどで美濃戸口に到着。 登山届を出して車で更に細い林道を進んで美濃戸まで進む。 駐車場に車を止めて料金を小屋のオヤジに支払い、領収証を受け取り、外から見える位置に置いておく。
歩き始めて左に美濃戸山荘が見えてくると北沢、南沢の分岐だ。 よく、北沢の方が歩きやすいなどと聞くが赤岳鉱泉を通過して行者小屋までなんて意思の弱い私には絶対無理。 行者小屋までは行っておきたいのでそこまで強制的に行くしかない南沢を選択。 大体、地図で見たってどう考えても南沢の方が近いじゃん。 (って異議のある人は是非私に北沢の方がいいって説明お願いしますね(笑)) 堰堤を越え、苔むした岩や倒木の多い南沢は開放的な森という感じだ。。 勾配も緩やかでのんびりと心地よい沢音を聞きながら徐々に高度を上げて行く。 ・・・かと思えたが途中から道が凍結し始め、気が抜けなくなって来た。 今年に入ってから初めてのテン泊山行のせいか重さになかなか慣れない。

南沢

白河原からの横岳
いつも6割の重量を受け持つ相棒の調子はイマイチでかなりバテ気味。 どんどんペースダウンするのでとうとうザックを交代した。 ただでさえ登りが苦手な私にこの重量は決して余裕がある訳じゃないけど 助け合って登るしかないので我慢。 ずっと沢沿いを歩き、何度か徒渉を繰り返して積雪が増え始め、急勾配になると沢の音も途切れる。 暫くすると白河原という河原のような石がゴロゴロしている場所に出る。 樹林帯の向こうに岩稜が見え始めた。 そこを暫く歩くと樹林帯の中へと再び入り緩やかな勾配の道をトレースに沿って歩く。 トレース以外の場所を歩くと腐った雪はズボッと腰まで潜ってしまう。 重い荷物を背負っている時はこれを何度も繰り返していると体力を大幅に消耗してしまうのでやっかいだ。
勾配は緩やかだけどどこまでも続いていい加減飽きたと思う頃、樹林帯を抜けて沢沿いの道となる。 展望が開けて横岳のスカイライン、大同心、小同心も見える。 小屋までもうひとふんばりだ。 雪の中に赤や黄色のテントが見えて来た、ようやく行者小屋だ。 テン場は一面の雪。小屋前の広場には雪はない。 相棒が設営場所を探している間に私は小屋で受付を済ませる。 設置場所が決まったのでそこへ向かおうとすると雪が腐ってそこかしこにズボズボとハマる。 うひゃ〜、夜中トイレ行くまでにはちゃんと雪締まってくれるかなぁ・・・ テントが張れるまでの大きさにピッケルを使って 雪を整地。 テントの周りも足で固めて安全確保。

横岳

行者小屋
入口付近は雪を掘り下げて快適に。 設営を終えるとそそくさと小屋へ向かってベンチに座って生ビールを注文。 私はあんまり飲めないから1杯注文してちょっと貰った。 プハァ〜ッ!! それでも最初の一口ってのはどーしてこんなにウマいんだろね。 改めて周囲を見回すとGWにしては人が少ないのかなぁって思う。 でもこの時期、涸沢は特別としてこんなもんなのかな? 横岳、赤岳、中岳、阿弥陀岳をのんびりと眺めながらしばしまったり・・・ しかし、もうプラブーを履きたくない私はサンダルを履いてテン場から小屋まで来たけど雪のテン場にゃ無意味だった事に気づく・・・ 足ははあっという間に雪まみれ。 ベンチに座って濡れた靴下を脱ぐハメになった。
テントに戻ったのは私が寒さで素足に耐えられなくなった頃だった。 素足でテン場をうろつくヘンな人に冷たい視線が・・・ テントの中に入るとダウンジャケットを着込み、キッチリと水気を拭いた足にゾウ足履いてぬくぬく。 足が濡れたままだと今夜は冷えで眠れない一夜を過ごさなくてはならないからね。 外はまだ明るいがそろそろ夕食の準備。 今回はカップラーメン3つとインスタントうどん2袋しか持って来てない。 どうせ持って来ても食べれないから無駄だし。 いやー、気がラクでよかった! とっても満足して幸せさえ感じた。 (カップラーメンでかよっ・・・) そして、コーヒーを飲んで一息つく頃には外はほんのりと山が赤く染まっていった。 しかし、このぬくぬくから抜け出すのがイヤな私はテントの

赤岳を望むテントサイト

アーベンロートに輝く八ツ
ベンチレーションから カメラを外に出し、写真を撮ったのだった・・・・ そしてブレスサーモのインナーに潜り込み、−25度対応の厳冬期用羽毛シュラフに身をつつんで ぬくぬくの眠りに落ちて行った・・・