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裏銀座縦走 (7/8) |
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2002年8月9日(金) あめ ときどき くもり 朝、ここから見える穂先の様子を見た上で天狗原に行こうかと言っていたがガスで真っ白。 暗いウチから行動を開始する者は居ない。 場所柄それもそうかと納得。 撤収を始める頃には雨が降ってきた。今回、行動中初めての雨だ。 しかし、今日は下るだけなので特に問題はない。 今まで好天に恵まれたのは運が良かったというべきか。 去年、一昨年は行動中雨に遭遇した。 特に燕岳〜蝶ヶ岳への縦走は最後、蝶から徳沢に下山する日になってようやく展望が開けた。 10日前後出発だと台風の影響が出そうなので、今年はこんな天気に遭わぬ様、行動を1週間早くした。 その読みが少なからず当たったという訳 |
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だ。 天狗原もガスでは行く価値もないと判断、断念する。
テン場を後にし、小屋へ向かう。 朝食を食べるため。
カップヌードルを注文したつもりだったがカップヌードルのカレーを普通のカレーと勘違いされて
カップヌードルとカレーライスが出てきた。
本来、800円のハズが(カップヌードルは400円)1400円払った時点で気が付くハズがきが付かなかった。
カレーを食べると相棒は「槍ヶ岳山荘よりもウマイ」と言った。
お、それは良かった。 腹ごしらえを済まし、いよいよ槍沢を下る。
ガスと小雨の中、ガレ場を歩く。 どんどん下って行く。途中、播隆上人が使用したという播隆窟があった。
カメラに収めようかと思ったが雨なのでやめておいた。 播隆窟を過ぎて暫くすると登山道は左に折れる。
このあたりが大曲なのだろうか。 沢を徒渉したので
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これが槍沢だと思っていたら岩にペンキで横沢と書いてあった。 その後もどんどん標高を下げ、水沢で一息着く。
この辺りからガスも薄れて槍沢の雪渓が見え始める。
よく見ると周りはお花だらけだ。今まで見られなかったニッコウキスゲも梅雨に濡れて神秘的な姿を晒している。
晴れていたらこりゃ凄いだろうが梅雨に濡れる花も幻想的で美しい。
今まで雨だからとカメラは閉まっておいたが、そうだ、こんな時こそアレだともう1台のカメラを取り出す。
コンパクトなデジカメだ。レンズも小さいので雨による被害も少ないだろう。
花を撮ってみたがイマイチなので途中で諦めた。私はつくづく花を撮るセンスがない(笑)
槍沢の左岸に出る。ここで天狗原への分岐があった。どうやら上部にある雪渓をトラバースして行くらしい。
またの機会という事で
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下る。槍沢の水流の音が大きくなる。 山を歩いている時、沢の音が聞こえるとなんだか妙に落ち着く。
ババ平は一体何処だと思いながらもどんどん下る。
次々に沢の出合があって槍沢ってキング・オブ・沢なんだなぁと感心する。
そしてようやくババ平が見えた。去年の秋に幕営した場所である。
ここを過ぎれば槍沢ロッジは近い。あっという間にロッジに着く。
小屋でジュースを買って休憩。さぁ、横尾まではもう一息だ。
ロッジを過ぎると沢は近くなってその美しさにしばし、見とれる。
釜のような場所は深緑のなんともいえない色で本当に美しい。
二の俣、一の俣の吊橋を越えると槍見河原に出る。
ここから槍の穂先がチロっと見えるのだが今日は勿論、見えない。
いつのまにか雨も上がって暑かった私たちはここで雨具を脱ぐ。 ズボンを
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脱いだ時は天国のような気分になった。ああ、開放感!
その後もチラホラと降ったり、止んだりを繰り返し、横尾に到着してベンチに座って休憩しているとまた結構な降りに
なって来たので雨具を再び着込んだ。 徳沢までは起伏は殆どないからどんどん飛ばす。
歩いてる途中、ちょっとお腹が痛んだ。先日の苦い経験がある私は急に不安になって横尾まで戻ろうか思案した。
しかし、1/3は歩いて来てしまっている。少し、痛みが和らいだのでここまま徳沢へ向かう事にする。
が、不安は不安。暫くするとまた痛み出した。そうするとアセる。 とにかく徳沢まで頑張るしかない。
出来るだけ飛ばして歩いた。最悪な状況を考えて回りの状況をチェックしながら・・・
幸い、歩道を外れればそこは森だ!ひたすらひたすら歩く。 後ろを歩いていた足音 |
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がしない。振り返るが相棒が居ない。ずっと後ろを歩いている。
「ごめん」待ってはいられないんだよ、緊急事態だもん。
相棒を待たずに私は更に飛ばした。時々振り返るけどもう視界に相棒は居なかった。
徳沢に到着。間に合うのか〜って思ったけど別に何でもなかった。 お腹が痛かったのがウソのように何ともない。
相棒も遅れて到着。「すげ〜勢いだった。着いて行けなかったよ。」と相棒。そりゃそうだ、緊急事態だもの(笑)
本当は徳沢園のソフトクリームを楽しみにやって来たのだが、お腹の調子がイマイチなので悔しいが諦める。
お腹も空いたので野沢菜チャーハンを食べる。なかなか美味しかった。
徳沢園でテントの受付を済ませ、設営を始めるが、雨が降ってきてかなり濡れてしまった。
とりあえず、テントだけ立ち上げると再び徳沢園 |
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へと戻った。今度はなかなか止みそうもない。 濡れた雨具で体が冷え切って来た。
とにかく寒いのでホットミルクを飲む。
「徳沢ロッジに泊まろうか・・・」と私はすっかり弱気になっている。
相棒が情報を仕入れてくる。1人2食付きで10000円らしい。
今まで1泊1000円でやって来ただけに桁が違うとちょっとびっくりする。
「うーん、2人で20000円かぁ・・・」ちょっと考える。
「どう思う?」「俺はテントでいいと思うけど。」「勿体無いよ。」「そうだよね・・・・・・・。」
雨も小ぶりになってテン場へ向かう。設営の再開だ。「・・・・・。」「どうしようかぁ・・・」
私はまだ諦めきれていなかった。暖かいお風呂やふかふかの布団、様々な種類の食事・・・
んん、でも20000円かぁ・・・←貧乏。「どうしたらいいと思う?」
いや、もう心は決まっている。でも |
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決定打を、背中を押して欲しかったのだ。
「泊まりたいんだろ?じゃ、泊まろう。」 そうやって背中を押してもらったので泊まる事にした。
徳沢ロッジ。
歩道から見ると森の奥にひっそりとあってなんだか大丈夫?って感じだがその外観とは違って中は非常に綺麗だ。
通路は挟んで半分が個室、半分が男女別の相部屋になっている。
ちょっと覗いてみたが、大きな寝台列車みたいな棚式になっているようだ。
バルコニーにスズメ蜂の巣があって窓が開けれない、そんな理由からか残っていた部屋を私たちが使うことになった。
この蜂のお陰で部屋が残っていた、とも言える。
個室は6畳のほの部屋に窓側に板の間があってテーブルと椅子という旅館の典型的スタイル。
但し、お風呂や洗面所、トイレは全て共同。窓から外を覗くと大勢の高
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校生たちが入浴セットを持って玄関の前でウロウロしている。げ、これ、みんなお風呂に入るの?
こりゃ、のんびりなんて入ってられないなぁ・・・
なんて思っていたら宿泊者は外来よりも一足先にお風呂に入れるので助かった。
高校生が来る前に入っちゃえ〜と速攻でお風呂へ。ああ、一週間ぶりのお風呂だ。気持ちよかった!
湯船に虫が落ちてくるのを桶ですくって外に出す作業なんて何の苦にもならない。
風呂上りにビールとツマミを買って部屋に戻ると早速、とりあえず「裏銀座を歩き通したね」て事で乾杯。
あー、最高。この瞬間、ロッジ泊にして良かったと心から思った。外を見るとかなり雨も降っている。
そして楽しみにしていた食事の時間がやって来た。そそくさと食堂に向かう。
今までのカレー、とかラーメンとかの単品から沢山の種 |
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類が出てくる食事は本当に豪華に見えた。
完全に復活、という訳ではなかったから全部は食べ切れなかったけど、でも殆ど平らげた!
この後部屋に戻るともう眠い・・・ウトウトしだす。ふかふかの布団で寝れるんだ。
ああ、もう最高。最後まで山ヤを通しきれなかった私をお許しください・・・・ って別に自分は山ヤだと思ってないけど・・・(笑) 朝:カップヌードル・カレーライス 昼:野沢菜チャーハン・ホットミルク 夜:徳沢ロッジの豪華な食事♪ |
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