裏銀座縦走うらぎんざじゅうそう
(5/8)
アクセス:
(往路)さわやか信州号:新宿駅〜大町駅 タクシー:大町〜高瀬ダム
(復路)さわやか信州号:上高地〜新宿
ルート:
前 日 さわやか信州号で出発
5日目 三俣蓮華岳〜双六岳〜双六乗越 双六キャンプ場(泊)
長野・富山・岐阜の県境
三俣蓮華岳山頂
2002年8月7日(水) はれ
今日ものんびりな朝を迎えた。次は双六のテン場なので余裕の行程。 撤収を済ませ、出発しようとして気がついた。 そういえば昨日からずっと沢で アミノバイタルのゼリー冷やしてたんだった。 出掛けにチャージ。三俣蓮華岳へと進む。 最初は岩ゴロのちょっと急登だが、すぐに勾配が緩やかになるので登りやすい。 あ、でも道は石や水流の跡で真っ直ぐというよりは歩きやすいルートを縫うように歩くといった感じ。 登山道も物凄く広いので 縫うように歩けるのだ。ペースも作りやすいので 山頂まで一気に行く事が出来る。 一度ペースをつかめばあとはひたすら登るだけなので割とラク。 いつもは遅い私でもこの山だと何故か他の人をどんどん抜いて行ってしまう。 途中休憩してた
中年女性のパーティを抜くと 「うわぁ、あんな重い荷物ですごーい!私の体重くらいありそう!若さねぇ。」(おまえは20kg以下かよ・・・・) 最初は頭上何センチもあったザックだがこの頃になると頭の高さと同じくらいになっている。 カールの分岐に来ても休む事なくそのまま一気に山頂へと向かった。 以前は山頂はガスで時折、鷲羽岳が見えただけだった。 今日はどうやら大丈夫そうだ。分岐からはザレの急登になってジグザグに登る。 結構キツくなってきて苦しい。 よいしょ、よいしょと頑張って山頂に到着。今日は展望はあった。 槍穂のあたりは雲に覆われていたけれど概ね見えている。 ここでライチョウに出逢った。残念ながら写真には収められなかったけれど。 山頂で新穂高から雲ノ平を経て薬師、黒部五郎と黒部源流域の山々を縦走
やっぱり鷲羽はカッコいい
三俣蓮華岳山頂からの鷲羽岳
山頂からの眺めはいい
三俣蓮華岳から黒部源流域を見る
してかれこれ1週間というお兄さんに会った。 話をしているウチに「もう何も食べてなくてハラ減ってるんだ。 食料あったら売ってくれ」と切り出された。 縦走中、毎日、 食糧 なんか捨てちゃおうよって私が言い続けていた。 食べたくないし、重いし、食べたい時は小屋で済ませちゃえばいいよって昨日、さんざ言ってたっけ。 こりゃ、丁度いい。こっちも引き取ってもらいたいくらい。「要らないんで全部あげますよ。」 「ええっ、ホントに?」お兄さんは凄いびっくりして叫んだ。 あんまり山でこういう人は見かけないのかな、下山するのならともかく、まだまだ縦走するヤツでは。 「ありがとう!」食糧も底を尽いて下山すると言っていたお兄さんは喜んで 「これで笠にも行けるぞっ!」と早速ラーメンを作り始めた。 最近、会社を辞めてとにかく行けるだけ山


三俣蓮華岳山頂からの眺め


に行くんだと言っていた。 初めは楽しく話しこんでいた我々もなんだかしつこいくらいに話がくどくなって来たんで 逃げるように双六へと向かう事にする。 「今日は双六?じゃ、俺と同じだ。じゃ、後で」なんて言ってたけどテン場で会ったら 面倒だなぁなんてすっかり胡散臭い人の印象に変わっていた。 双六へはまず丸山の尾根を登る。 途中まで登ったとこで休憩していると、先ほど山頂で話をした女性の一行がやって来た。 3人のパーティで1人は初老の男性だ。 彼女らは「先生」と呼んでいた。「お先に」と言って私たちを越して行く。 一番最後に歩いていた先生が私たちに向かって「気を付けて下さい。」と突然意味不明な事を言う。 「え?」と思っているとどうやら先ほどの山頂でのお兄さんの事を言っているらしかった。 「ああいう人には気を
笠もカッコいい
三俣蓮華山頂から見える笠ヶ岳
ガスで展望はなし、トホホ
双六岳山頂
付けて下さい。気を許すとお金とか取られますよ。」と 最近の被害の実例なんかを持ち出して注意してくれた。 私もなんだか胡散臭いと思い初めていたので「親切にありがとうございます。」と言って頭を下げた。 その後、山腹をトラバースしたり、平坦な道に出たりしながら進む。 ここら一体で、去年ライチョウと遭遇したが今年は逢えなかった。 大きな岩を登りきると山頂はすぐ。 しかし、ガスで展望はなし。前回もガスで展望がなかった。 広々とした双六からの槍を期待していたのに残念だ。 ガスが時折切れて黒部源流域の山や槍穂あたりが見えるが、 槍は穂先が雲で覆われており、山容はうかがい知れない。 山頂はめちゃくちゃ寒かったがフリースに雨具を着込み、お茶を飲んで温まり、 なんとか晴れて槍が見えないかと暫く粘っていたがそ
の願いもむなしく見る事は出来なかった。 「明日の槍もこんな状態かなぁ」と憂鬱になる。 諦めて双六の広い、広い頂稜を歩き始める。長い道だ。 ガスが出ると迷いやすいのであちこちに小さなケルンが立ち並んでいる。 頂稜部が終わると巻道との分岐まで岩ザレの滑りやすい道を急下降する。 分岐からは平坦な道になり、また急下降となって真下に双六小屋が見えてくる。 小屋へ着くとまず受付して、テン場へと向かう。テン場は双六池の湖畔にある。 去年来た時と比べてガラガラだ。とはいってもまだ時間が早いのでこれから増えるだろう。 ここのテン場は水はけが非常にいいので雨が降っても快適に過ごせる。 風がかなり強いので風向きに注意しながら設営する。 風対策をしっかりと取ったら早速小屋へと向かう。 昼食を小屋で食べる。
頂稜から山頂を振り返る
双六岳頂稜部
重要な経由ポイント
双六山荘
まだ食べたことのない名物・ 双六ラーメン 牛丼、それに おでんと生ビール! ラーメンはバターの味がして、そしてちょっぴりだけれど野菜炒めが入っていたのには嬉しかった。 野菜なんて食べてないから。牛丼もおいしかったらしい(私は食べていないので)そして、おでんも美味しかった! 特に生ビールで食べるおでんは最高!昼から飲んだくれてしまった。 前回、雨で小屋前のテーブルで食べれなかったんで今日は座ってのんびり食べる。 ここ、双六小屋の食べ物は山小屋にしては良心的な値段だ。 ラーメンと牛丼は700円、おでんは600円、生ビールは800円だ。 暫くテーブルで寛いで雲や空眺めたりしてた。 以前、トイレだった場所が素泊者のための炊事場に変わっていた。 トイレは?って探したら水場の隣に立派な小屋が出来てい
いて、非常に綺麗で、数も沢山増えていた。 テントに戻って暫くのんびり過ごした後に再び今度は夕食を食べるために小屋へと向かう。 もう、すっかり食事はとれるようになった。自分で作らないからだろうか・・・。 凄く寒いので今度は新メニューだという うどんを注文。 でもこれが凄く美味しかった、多分メニューの中で一番イケるんじゃないかと思った。 最初はここでもケーキセットを、と考えていたが、こんなに寒くては食べる気はしない。 ホットミルクを注文する。 飲んでみると普通のミルクではなく、スキムミルクだった。甘くて体が温まって非常に美味しかった。 夕焼けを少し見てからテン場へと戻った。 明日は早いから今日はもう寝ようかという事で早めに寝る事にする。 しかし、風は相変わらず強い。
水はけのいいお気に入りのテン場
双六キャンプ場
入道雲大好き♪
夏雲沸く
朝:アミノバイタル
昼:双六ラーメン・牛丼・おでん・生ビール
夜:うどん・ホットミルク

4日目へ 6日目へ