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裏銀座縦走 (1/8)
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2002年8月2日(金) 前日 新宿22:30発の高速バス・ さわやか信州号 にて信濃大町まで向かう。 出発時に車のエンジンを掛けると車内の電気は七色でクリスタル調のランプが煌煌と輝いた。 内装はベロアで窓側にはフリンジまでついている。 運転席には立派なシャンデリアがキラキラ光っており、都庁のバスターミナルで注目の的となった(笑) しかし、高速道路の途中のSAの休憩時には同じようなバスでうようよして迷いやすいが このド派手なバスのお陰でちっとも迷わなかった。 VIPと書いてあるだけに座席もゆったりしていて申し分のない旅だった。 |
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2002年8月3日(土)はれ 翌朝、信濃大町駅に到着すると早速タクシー会社の人に「高瀬ダム行き」と名前を告げる。 割と沢山の人が居て、私たちはやはり同じ上高地に抜けるという中 年夫婦と相乗りになった。 途中、鹿島槍が見える。うーん、ここも行ってみたいなぁ。 30分ほどで七倉荘に到着し、ゲート前にタクシーの行列を作る。 指導センターに行って登山届を出すように言われて車を降りる。 登山届に記入し、提出すると記念にと小さなカードをくれる。 タクシーに戻るとゲートを通過出来る台数というのが決まっていて、 次は前に行った車が戻って来ないと先へ進めないと聞かされた。 えっ、そりゃ、かなりのロスだなぁ・・・足が鈍い我々としては不利だよお。 「最初に通れるのはこの車が最後だった |
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よ。」 と運転手さんは笑顔で通行証を見せた。
ああ、助かった! ダムまでの道程をガッツで歩いて行く人も居る。
途中、三ツ岳やニセ烏帽子岳も見え、ロックフィル部分をジグザグに登っていくと
(ロックフィルの部分に道があるなんて初めて!
規模の大きさが伺える、さすが東洋一のロックフィルダムだぁ)
高瀬ダムはエメラルドグリーンの水を満々と湛えて美しかった。
が、風がとても強く、ここに長居はしたくない。 さっさと準備を済ませ、歩き出す。
長いトンネルを抜けると立派な吊橋を渡る。
簡易トイレがあるけど・・もしかしてここがテン場なのかな?
コンクリートの土台に腰を降ろし、信濃大町駅のキヨスクで買ったおにぎりを頬張る。
今のうちなら食べれるからしっかり食べておかないとね。
そして高瀬湖の岸へと向かい、吊橋を渡り、濁沢 |
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の右岸を歩く。砂は白く、太陽が反射してかなり眩しい。
するとようやく今日一番の頑張り所、ブナ立尾根の取り付きがある。
看板にもあるように「最後の水場」なので沢で水を補給して粉末のスポーツドリンクを入れる。
さて、準備は整った、北アルプス3大急登と言われるキツい尾根へと足を踏み入れるか。
ザックの重さは私が20kg弱、相棒は25kg強だ。
体力と持久力、加えて根性のない私は何処まで頑張れるのか・・・
なるほど、いきなりの急登だ、やはりキツい。
すぐに息が切れてゼイゼイしてくる。
いつもは途中でどんどん抜かされるんだけど今日はおにぎりを頬張ってる時点でどんどん抜かされ、出発し
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たのが最後だったからのんびりだ。
烏帽子小屋まである程度の間隔で番号が付いた木が表示されているらしいが初めに見つけたのはbP1だった。
12あるってことは、烏帽子小屋まで標高差1200mだから100mごとにあるのだろうか。
このナンバーに大分救われたような気がする。長時間登っていると何処のあたりなのかわからなくなってくる。
1/4くらい登ったとこで大休憩。
らせて持ってきた
みかんゼリーがほどよく溶けて食べ頃になっている。
「まだ食べるには早いんじゃねーか。先は長いぞ。」と相棒の声にも
「だってもう少したつと生ぬるくなっちゃうよ、美味しいウチに食べちゃおうよ」
「それもそうだな」もうこりゃ、天国ヽ(´ー`)ノ山でこんなにウマいものが他にあるんだろうか。
暫し、至福を味わう。 その後、お昼時になったんでま |
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たまた大休憩して今度は
みかんの缶詰 に手を出す。
いやいや、天国天国ヽ(´ー`)ノ多分今日一番の幸せな時間だろう。
しかし、昼だってのにブナ立尾根の半分も来ていないとは何事か。
次に大休憩を取り、出発しようかとザックを背負ったところ、
ザックに固定されていると思い込んでいたデジカメがコロンと落ちた。
そしてコロンコロンと登山道を転がり、ブナ立尾根の谷状になった斜面へと落ちて消えた。
なんてこったい!
飛びつけば落ちるのを免れた可能性があった。 コロンと転がったのはゆっくりだったから。
しかし。ザックを背負った自分にこれは自殺行為に等しかった。
飛びついた瞬間に頭からザックと一緒に落ちる確立が高かったのだ。
「あーーー・・・」こんな場所じゃあ、諦めるしかない。
幸い、落ちた光学10倍には及ばない |
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が3倍のデジカメならまだある。 しかし、相棒はこの斜面を下りてゆくではないか。
危険すぎるという程の勾配ではないが万が一を考えると止めたほうがいいに決まっている。
しかし、彼はスルスルと樹木を伝って下りて行く。 30メートルも下ったところで「あった」と声がした。
そうして、デジカメはブナ立尾根に逝く事なく見事に復活したのだった。
「中休み」っていう半分を指す看板を見つけたのが昼をすっかり周った時間だったのには参った。
「こんだけ登ってまだ半分かよ!」って笑うしかなかった、実際。 「まいったなぁ、まだ半分かぁ。
もう頑張っても仕方ないねぇ。 いーや、マイペースで行こうか。夜になってもいーじゃん。」
という訳で少し登って休憩の繰り返し。
少しづつだって確実に標高は上がってるんだ、なんとかなるだろう。実際、な |
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んとかなるもんでどうにか烏帽子小屋には到着した。夕方だったろうか・・・
小屋で売っていたキンキンに冷えたカルピスウォーターがとても美味かったのを覚えている。
早速幕営の受付を行って水を購入。1リットル200円。
テン場は小屋の奥を少し登り、右に折れて下がった三ツ岳への縦走路の途中にある。
勿論、水場はなく、トイレも小屋の前にあるのを使用。
幕営した場所の隣りは何処かの大学のワンゲル部のようだ。
かなりの所帯で楽しそうにワイワイやっている。 それにしてもここは虫が異常に多い。
黙ってると目に突っ込んでくるのでずっと手で振り払ってないと居られない。
こんなんでは食事どころではない。
烏帽子小屋まで行けば虫は少なく、小屋の前で料理するか、小屋の中の休憩所で料理すればいいだろう。
但し、小屋 |
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宿泊者以外は休憩所を使用するのに200円かかる。 私たちはとても疲れていたので食事はとらず、そのまま寝た。
朝:おにぎり2個 おやつ:みかんゼリー 昼:みかんの缶詰 夜:なし |
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