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アクセス:中央高速 調布IC〜長野自動車道 松本IC下車
一般道約60分 ル ー ト :位ヶ原(くらいがはら)山荘〜肩ノ小屋口〜大雪渓〜肩ノ小屋(往復) |
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2002年5月3日(金)
乗鞍岳は夏には畳平から登れるが今はまだ閉鎖中。春スキーのバスが位ヶ原山荘まで出るのでここから登る。 8:30しかないバスに乗るため、車が入れるギリギリの三本滝レストハウスまで行く。 かなり早めに到着したので仮眠をとっていたらあれよあれよとバス停には長蛇の列。 これを暫く傍観していたのが失敗だった。 バスは2台しか出ないのでその2台に乗れなかったらそのバスが行って帰ってくるのを待たなくてはならないのだ。 慌ててプラブーに履き替え、冬装備をまとい、ザックを担いで列に加わる。周りを見渡してもただの登 |
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山者は殆どいない、みな、スキー板かボードを持っている。
1台目は三本滝に来る前に既に満員で通過、2台目は停まったものの、
我々は全く乗る事が出来ず、次のバスまで1時間待たなくてはならなかった。
2回目のバスが来た時、我々の番は微妙だった。
「のっ、乗れそう?」「うーん、微妙・・・」これで乗れなかったらもう山頂は絶対無理。
「立っててもいいから乗せてくれ!」祈るような気持ちで順番を待っていると補助席にどうにか滑り込む事が出来た。
立っててもいいから・・・・はとんでもない考えだった。
急勾配を登るバスは右に左に振られ、とても立っていられそうにない。補助席で、ふんばっていた。
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3mほどの積雪から掘った林道をバスは唸りをあげて進む。約30分ほどで終点・位ヶ原山荘に到着。
少し車道を歩いてすぐに脇に逸れる。雪は腐りまくっていてアイゼンは必要ない。
取り付きは雪の斜面を直登するとこから始まる。
はじめはいいが、勾配が急になって来るとキックステップで蹴り込んでもズルズル滑ってなかなか疲れる。
一旦平地になる直前の斜面はかなり急で ピッケルを頼りに登った。そしてまた次の斜面を直登する。
トレースはあるものの、腐りきった雪は不安定で思ったように進まない。
トレースから外れて歩いてみるとハイマツの上に雪が積もったらしくズボッとハマって抜け出すのに苦労した。
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次の平坦地で軽く休憩にした。
妙なデブリのようなものがずっと続いていて何だろうと思ったら、エコーライン開通に向けての除雪車が運んだ雪だった。
登って来た方向を振り返ると槍や穂高が見えた。やっぱりGWにしては雪が少ない。
反対側に見えるのは南アルプスだろうか?上を見上げると摩利支天はすぐそこだ。
大雪渓と朝日岳も見える。
この辺りから勘違いな思い込みをしてしまった。
先ほどのバスのアナウンスで最終は2:50と告げた。「乗る人は居ますか?」の問いに誰も答えない。
それはよく考えれば、みんな滑降するんでバスに乗る必要がないだけなのに
勝手に「今日は泊まりなんだ」と思い込んでしまった。
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だからみんなロウペースでダラダラ登ってるんだと勘違い。
大雪渓の上には肩ノ小屋がある、今日はそこへ泊まりなのかと勘違いは何処までも展開してゆく。
「うーん、山頂踏んだら帰りのバスには間に合わないな。
肩ノ小屋あたりで引き返すかこの際、小屋に泊まっちゃうかだな」
「じゃあ、泊まりってセンを考えてとりあえず肩ノ小屋まで行くか」
こんな会話の後、大雪渓を登ることにする。
道路標識が雪の上に顔を出している。雪はまだまだ深そうだ。
そして相変わらず雪は腐っていて足場は不安定だ。肩ノ小屋の手前近くなると結構バテてきて足取りも重い。
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肩に着いたので、とりあえず小屋に荷物をデポして空身で山頂に向かおうと小屋へ向かう。でも。
でもなんかヘンだった。まず、小屋へのトレースが全くない。 雪も深く、途中からラッセルする有様。
入口を求めてぐるりと一周するも開いてる気配はなし。
「あれぇ?」地図を取り出し、確認すると期間営業じゃん!
ここでようやく気が付く。「そっか、みんな、下まで滑降するんだ」と。
なるほど、山頂からみんな気持ちよさそうに滑降している。
帰ってからわかった事だがラッセルまでしてぐるぐる一周した小屋
宇宙線観測所だった。 小屋が営業していない以上、バスに乗り遅れる訳には行かない。
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最悪、徒歩で車道を延々と下るという手もあるがそれはきっと無理に違いない。
その後に控えているリヤカーをえっちらおっちら引いてテントを設置する作業の余力を残しておかねば。
それでなくとも渋滞を避けての深夜発で相棒は全く睡眠を取っていないのだ。
残念だけどここで引き返すことにした。 一応記念撮影をしてしばし景色を楽しむ。
それから上下ゴアのアウターを着込んでオーバーグローブをして準備を整える。
下りは滑れる場所は全て尻セード。まずは大雪渓!と思ったが腐った雪のお陰でスピードはイマイチ。
ピッケルで漕いでなんとか滑っているといった感じだ。
大雪渓も半分を過ぎた頃にはスピードも落ちてあまり滑らなくなってしまった。
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それでも後ろを振り返って見ると大雪渓には私が付けた
尻セードの軌跡がくっきり(笑)だてにデカいお尻じゃないぞ!
次の斜面は大雪渓よりも勾配がキツく、尻セードも快調に滑る。
スピードが乗ってくるとピッケルでバランスを取って、それでもバランスが取れない時は止まって体制を整える。
どうも足から入った雪が内股に溜まってしまって邪魔になる。でも楽しくて仕方ないって感じで止められない♪
多分今日1日で至福の時を味わってるんだろうと思う。これってやめられないなぁ。
大きな斜面は3つあって、最後の斜面を滑ろうと構えると、
ここは登りの時にピッケルを頼りに登ったくらいだからかなりの勾配でちょっと躊躇した。
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距離は短いけど下には樹木があってこれに激突したら痛そうだ。
そろり、そろりとゆっくり滑り出すけど加速はあっという間で途中でバランスが崩れて制御不能となった。
ああ、これって滑落!?「樹にぶつかるかも」って思ってピッケルを何度も打ち込んで一生懸命止めた。
短い距離だけどちょっと怖かったかな。この滑りが終わればもうそこはバス停とは目と鼻の先。
バス停に着てみればバスに乗る人は割りと多く、中にはスキーを担いで登ったものの、
ビンディングが壊れて泣く泣く下山した人も居た。
来年のGWは絶対剣ヶ峰までは行こうと誓ったのだった。山スキーも気になるこの頃・・・
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