|
|
||
|
||
アクセス:中央高速 諏訪IC下車 約1時間 夢の平林道有料道路 七合目 ルート:七合目一の鳥居〜将軍平〜蓼科山(往復) |
||
2001年5月5日(土) 夢の平林道から見た時はこれから登る山への距離感がかなり遠く、 地図上の2時間30分はどう考えても無理だと認識していた。 取り付きから雪はあったものの、当分の間アイゼンなしでキックステップで登っていた。 流石に限界を感じ、軽アイゼンを装着すると思いのほか雪質の硬さに驚く。 アイスバーンを歩く時と同じような音がするのだ。 雪面に突き刺さる音。小気味良く順調に歩ける。 が、順調もつかの間、進むに連れどんどん傾斜がキツくなっていく。 「キツい」とは聞いていたが樹林がスキー場のように開けている場所に出た瞬間固まってしまった。 なんだ、この急登は…しかもこの急登はまだまだ序の口だったのだ。 長い雪渓のような急登が何本か続く。 |
||
これ、滑って滑落したらどうなるんだろ? 他人のキックステップの足跡を便りに一歩一歩距離を稼ぐ。
振り返ると今、登って来た急斜面が遥か真下に見える。
キツいけどどなんだか達成感を感じる一瞬でもある。
長く苦しい雪渓状の急登を2,3本終えると山頂の肩、将軍平に到着する。
樹林帯の上に海坊主のような蓼科山山頂がひょっこりと頭をだしている。
ここから見る限りではかなり遠いと思ったのだが人が降りてくるのを見ると割と近いのだと気づく。
みな、流れるように滑り降りてくる。 急登よりも驚いてしまった。これは私が経験した事のない勾配だ。
ぐずぐずしていると断念しそうなので一息つくと早速速先に進む事にする。 |
||
前日の降雪のため、将軍平から先は特に雪質が変わる。
水分をたっぷり含んだ重い雪で、アイゼンは効かない。
そのため、この急勾配は慣れない私にとって最初かなり恐ろしかった。
キックステップものれんに腕押し、ズズーっと下がり非常に不安定。
マジ、怖い(笑)この最後の難関をクリアすればいよいよ頂上なので頑張る。
登りきると山頂の一部にたどり着く。 山頂はやたら広いのでまだその全容は見えず。
蓼科山頂ヒュッテのあたりに来るとようやく大きな山頂部分が見える。
ゴロゴロした岩だらけの山頂はところどころ雪で覆われているので注意が必要。
必ずトレースのついた部分を歩く。でないと思わぬ落とし穴があったりする。 |
||
山頂の標識まで来るとようやく達成感を感じる。
360度の展望だが生憎今日は雲が多く八ヶ岳の部分、お隣の北横岳くらいしか見えない。
それでもそれらをおかずにカップラーメンを頬張る。
先ほども書いたがここは岩がゴロゴロしているので鍋をやったりするのにはあまり向いていないようだ。
近くでハーモニカを吹いているおじさんが居た。空には山頂付近を旋回するグライダー。
それぞれに皆山を楽しんでいる。隣のパーティがみんな雨具を着込み始めた。
最初は山頂の防風対策なのかと思ったりしたが、後でこの答えを知る事になる。
不安定な岩場を進んで反対側の景色を見ようと展望図のある場所まで行く。
眼下に白樺湖が見える。その向こうには車山も見える。 |
||
展望も楽しんだので下山開始。再び軽アイゼンを装着する。
蓼科山頂ヒュッテから先、道は2つに分かれている。
我々と別の道を行くさっきの雨具パーティが居た。
なんと彼らは山頂直下のこの急斜面を滑って降りていたのだった。
しかもみんな「キャー!」とさも楽しそうな歓声と共に。
こっちはへっぴり腰で半分泣きそうだと言うのに。
でもよく見ると思ったよりはそんなに何処までも滑って行ってしまう訳ではないようだ。
私も半分ヤケクソで思いっきり体重を架けてザクザク降りた。
これが結構自信に繋がったらしく、後はもうアイゼンの効果も多少あるせいかガンガン走るように降りる。
そうするとさっきまであんなに怖かった雪の斜面も途端に遊びのフィールドに変わった。 |
||
将軍平を越し、行きは地獄のようにキツかった雪渓状の斜面は滑り台に大変身。
そういえば行きにグリセードで楽しそうに降りてくる人が居たなと思い出した、
その頃はそんな余裕なかったので何とも思わなかったが。
お尻から勢い良く滑り出すが途中でバランスを崩し、
気がついたらお腹を下にして滑ってジャケットの袖口から大量に雪が浸入。
雪に顔を突っ込んでようやく止まった。でも楽しくて笑いが止まらない。
すっかり子供にかえったように楽しんだ。
これはハマりそうだぁ。雪の季節に蓼科山に行くみなさん、是非体験して欲しい。
私は来年もまた行ってしまいそうだ。 |
||
尻スパッツってないのかな?こんな調子で下りは楽しくあっという間に下山してしまった。
蓼科神社への案内が樹に付いているがその位置からして雪はかなり積もっているのだろう。
この時期がかなりラクに登れるのではないだろうか。 |
||
