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アクセス:京王線 京王八王子駅下車 西東京バス 陣馬高原下行バス終点下車(約60分)(往復) ルート:陣馬高原下〜和田峠〜陣馬山〜明王峠〜石投地蔵〜美女谷温泉〜小仏峠〜小仏バス停 |
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2001年2月11日(日) 〜迷走の山行〜 今日は陣馬山〜景信山〜城山〜高尾山を縦走する予定だった。結論から言うと陣馬山しか行っていない(笑) 2000年の夏に奥高尾縦走を高尾山から始めたが景信山山頂直下で激しい雷雨に遭い、断念した。 そのリベンジともいうべき今回の山行。だが、リベンジどころか更に追い討ちを掛けられる結果となった。 朝、京王八王子駅に降り立ち、1時間に1本という陣馬高原下行のバスが信号待で停車している隙に乗れたという幸運を ここで全て使い果たしてしまったようだった。2週間前、積雪のあった翌日に来た以来だが、思ったよりも山間に残雪があるのに驚く。 終点・陣馬高原下バス停で下車し、2週間前と同じように和田峠まで車道の標高を上げて行く。 |
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今回は車道にはもう殆ど雪を見る事はなかった。約1時間も登ると和田峠に到着する。
車でここまで来たハイキング程度の人たちは峠でスパッツや軽アイゼンを装着する姿を見てかなり面食らっていたようだった。
中には諦めて戻る人も居たが巻き道を進む家族も居た。大変なのはここから肩付近までで後は大した事はない。
和田峠からの急登は2週間前に比べて雪はやや減ってはいたがそれでも雪の下にある階段は見えなかった。
かなり硬くなっていたので軽アイゼンで登るのには快適だった。
途中、軽アイゼンを持参しなかったおじさんがキックステップで時間をかけ登っていたが軽アイゼン装着の私達に あっという間に追い越された。
陽が当たり、べちゃ雪となって歩行が困難な箇所も多かった。急登が終わり、肩に出ると確かに積雪量は減っていた。
右側にある茶屋のベンチは以前上部がわずかに見えるだけだったはずだったが、今回はすっかり全貌を現していた。
ここから山頂までは陽当たりもよく、雪と泥でぐちゃぐちゃになった酷い道に変わっていた。
普段ならば和田峠より山頂まではゆっくり行っても30分程度で到着するが雪で多少時間がかかった。 |
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山頂の白馬像の周辺には殆ど雪は無く、多少残っている雪も茶屋のあんちゃんが一生懸命雪かきをしていた。
ごくろーさんです。早朝からお腹の空いていた我々はここで早くも昼食タイムにしてしまったのだが、いつもの調子でのんびりと
2時間も過ごしてしまった。
我々よりも10分程度遅れて先程のキックステップで頑張っていたおじさんが山頂に到着、私たちと同じテーブルに腰を下ろす。
彼も我々と同じルートらしいがアイゼンを持って来なかった事をしきりに後悔していた。
のんびりと山頂で過ごしてしまい、気が付くとすでに時計は午後1時を指していた。
「こりゃあ、高尾までは無理かもねぇ、ま、行けるとこまで行きますか」と結構いい加減(笑) |
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とりあえずの目標、景信山に向かって陣馬山を後に明王峠方面に下る。
ここからは陣馬高原を歩くのだが快適な尾根歩きといった感じだ。
雪もかなり残って硬化しており、やはりアイゼンなしにはちょっと不安だろう。
標高が下がってくると雪が全くなくなる部分も多くなり、今度は泥や葉っぱがアイゼンに着いて歩きにくくなって来たのでアイゼンを外す。
明王峠に到着した。 実は普段はこういう節目では必ず休憩する我々だが今日は陣馬山で大幅にタイムオーバーしているという事でそのまま通り過ぎた。
最近は地図に時間も書き込んだりしなくなったりと様々な要因がこの後起こるミスにつながる。
明王峠からは急降下となる。あれよあれよと標高を下げていく。 下りきった場所が底沢峠だ。 |
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雪がそのまま残っている車道が交差している。 石碑に底沢とあるので地図を広げ確認していると2,30人の大パーティに埋もれてしまった。
リーダーらしき人が「ここが底沢峠。ほら、石碑にも底沢ってあるでしょう。
確認したね。」と得意気に声を張り上げている。 こんな団体と歩くのは御免なので一足先に進んだ。暫く行くと分岐に出た。
ここは山頂を巻く右のコースを辿るはずだがポピュラーなコースの割にトレースが少ない気がした。
それでも地図通りなのだからとどんどん進む。どんどん下る。「ん?????」
山頂を巻くだけなのにどうしてこんなに下るんだ?かなり下ったところで案内板発見。
このまま下ると奈良本に行くらしい。あれ?なんで??? |
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地図を取り出し、見るとなんだかとんでもない方向に向かっているらしい。 とにかく、さっきの底沢峠まで戻るしかない。
底沢峠に戻ってもう一度地図で確認すると底沢峠は底沢峠ではなかった。 名もない峠だったのである。正しいルートと同じような分岐があったので気が付かなかった。
さっきの大パーティは分岐を山頂方面む向かって行ったはずだ。 もっとも山頂方面ではなく、何処へ行くのか知らないが。。。
一番正しいのは間違った明王峠まで戻る事だが、急降下して来たのだ、今度は急登になる。
何分かで降りてこれた急降下は急登となると1時間かかる。時刻はすでに2時半をまわっている。
どう考えてもタイムオーバーだ。 |
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明王峠から景信山までは2時間あまり。
地図で検討した結果 この誰も通らないような車道を下ると小仏のバス停に出られるのでここからバスで帰る事にした。
通行止になっているのか交通量ゼロなので車道にもかかわらず積雪はそのまま残っている。
縦走からネイチャー・トレッキングに急遽変更! 「しまったぁ、スノーシュー使えたぁ、持ってくれば良かったなぁ」とまだまだ余裕のこの頃。
前後に誰一人居ない。雪道のトレースを見る限りは今日はまだ1人しか通ってない道だ。
動物の足跡が至る場所に残っている。これだけで私たちはもうワクワク!「これたぬきかなぁ」「野うさぎもある」「これはシカだな」
「あ、これはワカンだ!」楽しくて仕方ない。こんなとこでもこんな遊びが出来るんだなぁ。
峠らしき場所から1時間ちょっとまではかなりゴキゲンだった2人も「この道いつまで続くんだろう」と段々不安になってきた。
下に行くほど積雪の量が増え、道も凍結し始めた。でもやっぱり見た事ない足跡を見るとわくわくする。
「このデカいの何だ?人間。。。それにしちゃ、崖下ってるか」と足跡を目で追う。「いのししかな」
道が滑ってきたので再度アイゼンを装着する。快適だ(^_^)すると間もなく、民家が見えた。
やっと麓かと思ったのもつかの間、小仏バス停までは小仏峠を越えなければイケない事が判明。 |
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小仏峠まで1時間だ。 そこから更に小仏バス停まで下らなければならない。
時間はすでに4時半をまわって夕日がかなり傾いている。 もうすぐで山に隠れてしまいそうだ。意を決して再び山道突入。
かなり疲れていたのでフラフラになりながらそれでも休む事なくどんどん登る。
小仏峠に到着した頃には木の隙間から今にも消えそうな火のような夕日がちらと見えた。
勿論、こんな時間に他に人が居るハズがない。 休む暇もなく、今度はどんどん下山を開始する。
どんどん暗くなって凍結した道かどうかも判断が効かなくなってかなりヤバい状況になって来た。
カラビナでザックに固定したアイゼンが鈴の音に似た響きを奏でる。 |
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だが、耳元で聞こえる口笛はなんだろう?相棒に確認しても知らないと言う。こっ、怖えぇぇぇぇぇぇぇ。
幸運な事にこの時深く考える余裕もなく、ひたすら下る事に専念するしかなかった。
そしてようやく、道がコンクリになると少し速度を落とした。安堵のため息。。。。。
後ろを振り返った。山はもう真っ暗で稜線もかすかに見える程度だ。 しかし、こんな時間にバスはあるのだろうか?別の不安がよぎった。と。
そこへ背後からスーーーーーと黒い塊が…いや、よく見ると青い。青い、ダウンジャケットのようだ。
声にならない悲鳴を上げて目が真ん丸になった。「ひっ、人だ!人が居る!」2人で目を合わせる。
こんな時間に人が山に!?いや、我々もそうだけど。。。。彼は景信山山頂の茶屋の人だろうか。
我々を凄いスピードで追い抜いて行った。だが、バス停に到着すると彼は居た。
彼が居るという事はまだバスはあるらしい。30分待ちではあったけど。空は真っ暗。時間は6時を過ぎていた。
シリウスがやけに輝いて見えた。・・・・・明王峠まで戻っても多分同じだったな・・・・それは言うまい。 |
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