にょんまい家のジルちゃん


東京都 奥多摩・水根沢谷
2005年9月18日(日)
【にょんまい山日記】 にょんにょん&まいまいさん ・かば・ヘル沢マスター
  ●遡行適期 5〜10月
  ●日  程 日帰り
  ●水平距離 1000m(半円の滝上まで)
  ●標 高 差 100m(半円の滝上まで)

 ●滝の登攀グレード 3級
 ●釜や淵の水量   多
 ●装  備     基本装備、ザイル
 ●地  図     奥多摩湖(1:25000)
  「奥多摩・大菩薩・高尾の谷123ルート」参照

色が違う文字にカーソルを当てると用語の解説が表示されます。

7月から計画のあった沢&ビアマウント企画が季節的にも来年へ持ち越しかと思われたギリギリのところで実現した。
キャンプ場の少し先に3台程度駐車出来るスペースがあって500円を支払って駐車させて貰う。
装備を身に纏いながら、厳しい残暑に早くも汗だらだら・・・・早く沢に入りたーい。
駐車場から少し歩いて橋を渡るほんの2,3分で入渓点


入渓点

割とすぐにゴルジュ帯となって3m、4mの滝が登場。
最初の滝は滝右側からラクに登れる。


3m滝


続いて4mの滝。
先行するにょんさんとかばは滝の左から取り付いて登る。
私の悪いクセは先行する人の写真を撮るのに必死でどこから登るのかという程度しか見ない事だ。
その結果この滝もここから登るのかって程度でどうやって登ったのかを殆ど見ていない。
実際に自分が取り付きまで来てはじめてその状況を知る。
まずはロープをエイトノットでハーネスと結ぶ。
斜面はツルツルしててホールドが何処にも見つからない。
更に水中でスタンスを見つけようと足を必死に動かすが、見つからない。
これじゃ、手も足も出ないじゃん。
上に視線を投げてヒントを得ようとしたら「(スタンスは)ないない」とアッサリ言われた(笑)
どうやらここは、肩の力で一気に体を持ち上げて、スメアリングで行くらしい。
ちょっと私には厳しい場面だぞ、こりゃ。(だって体重いし)
それに腰まで水中に浸かってる。
体を持ち上げても滑るからふんばりが効かず、水中に戻されてしまう。
うわ、やべぇ、しょっぱなからこんなんじゃこの先が思いやられるぞって凄く焦る。
こういう時っていつもこの先に自分は進めずにここに永遠に取り残されてしまうんじゃないだろうかって思う。
まいまいさんにお尻を押して貰ったけど落ちる〜。
何度かチャレンジしてみてこりゃダメだと結局そこは引っ張って貰う。
私は巨大なのでロープにテンションをかけるのが物凄い苦痛。
ロープがあってもちっとも安心感なんてなく、かえってノーテンで行かなきゃってプレッシャーがかかる。
いや、ビレイヤーを信じていない訳じゃないけど、自分の荷重が怖くて・・・・(汗)
でも頼らないと登れなかったんでみなさんに頑張って頂いた(汗)
テンションかかった後、右に逃げるとホールド・スタンスがあって体重移動、助かった〜。



4m滝


4m滝上部から

二条石積の滝。
ここはみんな何気に苦戦した滝。にょんさんだけは右の滝から突破。
けど私には厳しいんで中央の岩から登るしかない。
かばも同じだけどロープを出してもらう。
一番上の岩の下まではサクッと行けて一番上の岩だってその下の岩に立てば足の付け根くらいの位置だ。
下から見るとなんて事のない岩でよいしょって上がるだけなんじゃないの?
って思うんだけど 自分が岩の手前まで登ってみて様子を見ると上部が平らだと思ってた岩は
斜面で意外と高さがあっておまけに滑ってこりゃヤバい。
自分の番になって行ってみるがホールド・スタンスがツルツル滑って取れない!!
ロープをだして貰ったけど最初のスタンスすら決まらない。
ど、どーすんのよ、これ!!
上からそのまま引っ張り上げるからってコールがかかっても横綱級の重量の私、
そうカンタンに引っ張れるもんじゃーございませんのよ(汗)
しかしながら、相当覚悟を決めたらしいようで(笑)、
余りにも引っ張る勢いが凄くてツルツルに滑る岩の上を私は見事に滑っていき、 その先の流れに顔を突っ込んで止まった。
しかし、その姿が市場なんかで見る冷凍マグロ のようで引っ張ってくれた男性陣に大いに笑われたのだった。


二条石積滝


この岩がツルツルで滑る滑る!

水根沢谷は こそ小さいがそこそこ深さがあって結構泳ぎの沢になる。暑い夏にちょうどよい沢だ。


泳ぐ泳ぐ!

その後再びゴルジュ突入。
一見深そうな淵は最初だけですぐに右壁を へつって滝に近づける。


右壁をへつる


滝上部から見下ろす

次にへつり始めてすぐに手が届かない位置にガバホールド発見。
「ファイトォォォォ!いっぱぁあああああつっ!!!」てなジャンプしてホールドGET!!
ま、万一落ちても下は淵だから安心だしね。

 
ゴルジュ内の滝 右壁をへつる


滝上部から見下ろす


滝の左壁をへつって不安定な倒木に微妙に足を掛け、滝の落ち口へトラバースする。
ハズなのに、私は不安定な倒木は御免だと滝の真ん中にある岩に飛び移った。
ヘル沢マスターは無謀だと言われた(汗)
次のまいまいさんが通過する時は「この倒木安定してるから」って言うじゃん。
思わず「え?なんで私には言ってくれなかったの?」と言うと 倒木に座っているにょんさんとかばが言った。
「何のために俺らがここに座ってると思う?」
「だよねー」
倒木を安定させるためだったのねー。
「ていうか、言う前に飛んでるし。」

 
ゴルジュ内の滝


左壁をへつって倒木から滝上部へ




4mナメ滝 釜を泳いで滝の右壁から登る


4mナメ滝上部から

ますますゴルジュは狭まって3m・3mの連瀑が現れる。
水量が多く、登れそうにないので少し戻って右岸から大きめに巻く
岩に支点を取って約7m下まで懸垂下降
1年ぶりなんで「エイト環セットするのどーやったっけ?」とか順番を待つバックでは騒がしい。
そういえばロープ出した時にもエイトノット忘れちゃったよか言ってたっけなぁ(汗)


12m大滝手前の3m滝
ここは右岸から巻く事にする


少し大きめに巻いて懸垂下降




2段10m大滝


右壁を巻く

ウォータースライダーになっている滝は遊べるらしい。
遡行してる時は知らなかったけどここを滑るのはとても楽しいらしい。
次回は絶対ここで滑って遊ぼう。


ウォータースライダーで遊べる滝

ワサビ田が出てきた。
ビニールシートのタープが張ってあって昼寝をしている人が居たので驚いた。
と思ったらその先には立派な小屋もあって更に驚いた。


わさび田


昼寝中



深そうな釜は何度でも躊躇する。
私は泳げるけど、足の付かない釜なんて怖いにきまってる。
覚悟を決めて両手を合わせて飛び込む。
あ、飛び込むって言っても岩の斜面をズルズルとね(笑)
けどみんなは「壇ノ浦だ」と何故かウケている。
壇ノ浦に飛び込む平家の人みたいだかららしい。


こんなん



綺麗な釜の滝が登場。
どうやらこれがにょんまいペアが「プール」と呼んでる釜のようだ。
とても足はつきそうにない。
泳いで滝の左側から取り付く。


美しい釜

みんな楽しそうでしょ♪
久しぶりの沢、泳ぐ沢がすっかり楽しくてずっと笑ってた気がする。

ここは滝左をスメアリングで登る。


楽しい♪





本日のハイライト・半円の滝


こんな虫みたいな格好になって


いよいよフィナーレの半月の滝。
緩くくの字に曲がったトイ状の滝をステミングで登る。
そうそう、ここを登ってみたかったんだ。
にょんさん、かばとフリーで行ったので続く私もフリーで行こうとしたのだけど、
念のため、上部にいるにょんさんにフリーで行ってもいいかと伝えると
微妙に首を傾げるのでロープを出して貰う事に。
ヘル沢マスター、やっぱり無謀(笑)
半分くらいまでは傾斜も緩く見た目よりはラクだ。
けど、下を覗くと落ちたら怪我しそうだなぁとか思う。
そこから上部は滑る。ホールド・スタンスが水中なので、うっかり離すと水流で落ちそう。
ジリジリと確実にフリクションを効かせて進む。
ノーテンで通過、面白かった!!
巻く場合は滝の左側から。
滝を登り終えて、その先、沢はやっぱりトイ状で幅7,80cm。
だけど水流が物凄くて1歩も前に進めない。
やべえぞ、こりゃ(汗) どうしよう!!!抜け出せなーいっ!!
でもすぐに「あ、こうすればいいのか」って体を倒して沢から足を抜いた。
そう、幅の狭い沢なんで自分の体を橋のように沢の上に出せばいいだけの事。


遡行終了


入渓点までのアプローチは車から下りて2,3分。
沢も短くてあまり時間を気にせずのんびりと楽しめて、地獄のツメもなくて5分も斜面の登れば登山道と合流出来る。
そしてそこから登りは一切なし。 ああ、ここまで癒し系の沢なんてあるだろうか(笑)



ビアマウントに向かって高尾山口の駐車場まで来ると 管理人のおじさんに
ビアマウントはすでに満員で上でも並んでるからもう入れないと言われた。
なんですと!? こっ、こんな事があるなんて・・・
それならばとスーパーに寄ってビアマウントで出そうなお惣菜を買ってにょんまい家にお邪魔。
それから夜中まで飲んで食べて楽しい時間を過ごしましたとさ。

ヘル沢マスターにお付き合い下さいましてありがとう。
来年こそはビアマウントとのペアでまた実現したいっす!!
N沢も♪




山で逢いましょうindexへ