![]() ![]() |
||
山梨県 奥秩父・ナメラ沢 |
||
2004年5月22日(土)・23日(日) |
||
2002年10月の奥秩父・三条沢(仲間うちではヘル沢と呼ばれる)から1年半ぶりのヘル沢企画。 メンバーは、【HeavenSite】の安藤さん、【にょんまい山日記】にょんまいペアことにょんにょんさんとまいまいさん、 【kimuhiro'sホームページ!】のきむひろさん(以下きむっち)、MTさんとケイさん、それに私の相棒・かばと私の総勢8名。 集合は5月22日(土)早朝6時に雁坂トンネル山梨側の料金所手前の駐車場。 にょんまいペアと安藤さんが深夜入りし、更に遅くなってかばとえびがにょんまいカーと安藤さんのテントを確認しつつ駐車場入り。 早朝起きてみればすぐ隣にきむっちの車も確認。みんなで挨拶をかわし、続々と集まる。集合時間の6時を過ぎてもケイさんの車が来る気配は一向にない。 ここで気が付いたんだけどケイさんの携帯電話の番号を控えている人が誰も居なかった(汗) 結局30分遅れでケイさんの車がやって来てケイさんとMTさんが無事合流。 安藤さんとMTさん、ケイさんが初顔合わせ以外はもう何度も顔を合わせている気心知れた仲間。(と思いたい) 山梨側から走って来ると集合場所の雁坂トンネル料金所の手前の駐車場より更に手前に道の駅が2つほどある。 そのうちの1つを集合場所と勘違いしてしまったケイさんだがなかなかオッチョコチョイだ(笑) 駐車場にはテントが張ってあってお酒の空きビンが沢山置いてあったからこれは安藤さんに間違いないと思ったところはちょっとうなづけるではないか・・・。 しかし、テントの中から出てきた人がまったく違う人だったって事で慌ててこちらへ向かって来たそうだ(笑) |
||
![]() いざナメラ沢へ! |
||
ナメラ沢へはまず、道路の右側の駐車場の奥にあるゲートを越えて舗装された林道を約1時間ほど歩く。
緩やかな傾斜ながらも登りとあって私の足取りは重い。
のんびりと歩いているため、みんなは散歩のような足取りだが私は早くも汗をかきながらふうふう言ってる(おいおい)
なんだかすでに先が見えているようで不安だー。沓切橋まで来るとようやく普通の登山道になる。
この橋からも入渓出来るらしいが今回は更に先に進んだ「ナメラ沢へ」の標識があるポイントまで数分ほど急登を進んだ。
平坦になった登山道にいきなりある標識のあるポイントから滑りやすい急斜面を笹を掴みつつ下ると川原へと下り立った。
ここで装備を身に纏い、早速沢を下降。実はここはナメラ沢ではなく、この沢を数分ほど下るとナメラ沢との出合がある。 |
||
![]() ![]() 沢の装備を身に纏う |
||
いよいよナメラ沢の遡行開始。前日までに降った雨の影響で水量は多いようだが豪快な流れに一同大感激。
私は水が濁ってるんじゃないかって心配ばかりで水量の事なんてまったく頭になかったので嬉しさ2倍(笑)
沢は右へ大きくカーブした後に大きな滝が現れる。二条の滝5m。今日出会った中で唯一登攀系?てな滝だ。
とはいえロープを出すまでもなく右端からどんどん登れる。
にょんにょんさんは右端から取り付いて真中まで登り、バンド?を左にトラバースし、右側の小滝を直登するらしい。
けれど小滝の落ち口の辺りが滑り易そうな感じ。こりゃ私には無理だなと判断、巻き組に入る。
勿論、にょんにょんさんはすんなり登れてる。
滝の上部に出たとこで振り返るとちょうどきむっちが落ち口に生首みたいに頭をチョコンと乗せているところだった。
ちょっと手こずるのかなと思ったらさすがきむっち、あっさりと登る。 |
||
![]() 初めに出会う大きな滝 |
||
私はナメはあまり深く考えずにスタスタと歩いてしまう方だけど今日はついにやってしまった。
「あれ?」って思った時にはもう滑っててあらら、プチ滑落。視線の先にはニヤリとする相棒の顔があった。
そういえばうっかり浮石を踏んで派手に転んで水の中に突っ込んだ時にそっと後ろを振り返ったら真後ろに
ケイさんとMTさんにしっかり目撃されてたりもしたなぁ。
15mのナメ滝が登場する。
水流の左側を登った記憶がかすかにあるんだけどあんまり詳細に覚えてないのが正直なところ。
赤黒っぽいコケが沢山あったような気がする。水量が強くてとてもその中へ足を踏み出す気になれなかった。 |
||
![]() 前日までの雨で水量豊富 |
||
次に出てきたインゼルの10m二条滝はみんな左の滝の水流の中を突破しているが結構滑りやすそう。
安藤さんが左の滝の右側部分の1段低くなったところが滑りにくいんじゃないかというので
「んじゃ行ってみますかっ!」登ってみるとサクサクと行けるとってもラクなルートだった。
安藤さん、さすがですー!! |
||
![]() サクサク登れるナメ滝> photo:ando |
||
次に出てきたS字ナメ滝15m。
緩やかな傾斜で水流の右脇を登っていると左から水流を軽快に登るケイさんが視界に入った。
というよりも走ってる!?走ってるよ、おいおい。あんなのありぃ?(笑)
すでに滝の上部にいる他の人もこれにはびっくり!
私をあっという間に追い越していったけどびっくりして首からぶら下げていたカメラを手にする余裕もなかった。
こうしてケイさんは新たな伝説を作り出したのだった。(笑)
このあたりから私はだんだんとバテて来た。
「次の滝を越えたら休憩にしましょう」という安藤さんの言葉に安心したけれどそこまでかなりキツかったのだった。 |
||
![]() 沢を走る!?ケイさん photo:ando |
||
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ナメ!ナメ!ナメ!ナメラ沢はナメ天国 photo:ando&ebi |
||
そして1回目の大休憩。小さな焚き火を起こしたりしてちょっといい感じ。
私はとにかくエネルギー補給にウィダーインゼリーを頬張る。
結構のどが渇いていた私は2人で1本しか持ってなかった500mlの貴重なペットボトルのジュースを飲んだがその後、
ケイさんにもらったクッキーで口の中の水分をすべて奪われたのにまいった(笑)
凄い勢いであっという間に水分が無くなったのにはほんと驚き。なーんてせっかく差し入れしてくれたのにわがままなヤツ!ケイさん、ごめん。
あのクッキー普段は大好きだからね。
ところでこのナメラ沢。ナメ、ナメ、ナメとナメ天国なのはいいけれど遡行図を見ても自分がどの位置にいるのかさっぱりわからない。
ずっとナメが続いてる感じ。それに「東京周辺の沢」と「奥秩父・両神の谷100ルート」の遡行図ではかなり表現が違っててどうもわかりづらい。
「今、何処らへんですかねぇ?」と聞いても返って来た答えは「わからない」ってええ?誰もわからないの?(笑)
標高で大体の位置を把握する程度だ。2万5000分の1の地形図も間違っているって情報あるし。 |
||
![]() 水流も少なくなってきた photo:harapeko |
||
大休憩が終わって再び遡行を開始するが私は見た目にもハッキリと大きくパワーダウン。
手足が思うように動いてくれない。私は自分のペースを掴むのに結構時間がかかる。
登り始めてから30分以上たたないとエンジンがかからない。
そして一旦休憩してしまうと再びエンジンがかかるのに結構な時間を要するのだ。
いつものそれなのかどうかはわからないけど、それにしては妙に体が動かない。
ナメ滝を楽しむ余裕も失ってしまって巻きに徹してしまった(くうう、無念)
フラフラした足取りで滝を登って事故を起こすのが怖かった。所々で沢の水をガブガブ飲んだ。
沢筋の水量はどんどん減っていって源頭部の渓相になって来た。
歩いては止まり、を何度か繰り返し、とうとう休憩モードに入ってしまった。
安藤さんは先頭を行くグループにストップをかけ2度目の大休憩をとった。
私は何度もリタイヤして沢を下降しようか考えた。この先の地獄のツメなんてとてもじゃないけど自分には無理って思った。
けれど安藤さんや相棒は時間をかけてもいいからと言ってくれたのでありがたかった。 |
||
![]() 沢筋も狭くなってゆく |
||
しかし、このままでは三条沢の二の舞だ、先攻組(笑)と後行組を分け、小屋での食事とビールを確保する使命を先攻組に、
「一人ヘル沢状態」の私をなんとか小屋まで運ぶのとその状況を伝える役目を後行組に課せられたらしいが
この時の私はヘル状態だったのであまり状況がわかっていなかった。
ただ、ケイさんが狼煙の役目をおうあたりだけが耳に入ってきたのだった。ここまで来たら登るしかない。
先ほどまでは進むか戻るかずっと迷っていたけれどもう選択の余地はないのだ。
わがままだけどここは自分のペースで登らせてもらおう。地獄のツメは登りの苦手な私にとって充分に地獄だった。
牛歩の歩みであるけれど1歩1歩進んで行く。ツメも半分来たあたりになって休憩を兼ねて沢用具をしまうことにした。
ハーネスやメットを取るとちょっぴり開放感。沢靴から登山靴に履き替え、再び地獄の急登を詰める。
歩みはノロいけど先程の体に力が入らず手足が出ないといった状況からは脱出。
まわりの樹が低くなって苔むした日本庭園のような雰囲気になったら稜線も近い。 |
||
![]() 地獄のツメ |
||
みんなのサポートのお陰で私はなんとか稜線に出る事が出来た、ありがとう。
先攻組は稜線で私たちを待っててくれた。しかし、遮るものない稜線は風が強く寒い。
雨も降って来たことだし、先に行ってもらう事にする。休憩し、雨が本格的になって来たのでみんな雨具を着込み
(どーせ沢で濡れてるんだからいいんだけどね)一番遅い私を先頭に雁坂小屋へ向かって歩き出した。
ところがすぐに雷が鳴る。ひえ〜!!稜線じゃ隠れるとこもないし何より私のザックにはバイルが突き刺さっている。
怖くてイヤでもスピードアップする。ツメで異常に遅かった分を少しでも取り戻そうと飛ばす。
沢から稜線に出た時に展望があったけどあっという間にガスで視界はきかなくなった。 |
||
![]() 全員稜線へ |
||
なにやら標識があったので近づいてみると「東破風山」と書いてある。ここが山頂らしい。
その後大きく急下降し、小さなアップダウンを繰り返し、ちょっと長めの登りの後に雁坂嶺に到着。
ここからまた一気に下って展望のまったくない日本三大峠の1つだという雁坂峠に到着。更に下った場所に雁坂小屋があった。
小屋に入るとストーブが炊かれていた。よかった、安藤さんはストーブが炊かれていなかったら小屋に火を点けると言ってたので(笑) |
||
![]() ガスの中の雁坂小屋 |
||
濡れたものを干し終わるとほぼ貸切状態の小屋で早くも宴会モードへと移行。
小屋で買ったビールの他にきむっちがスペシャルドリンクと言ってた黒糖焼酎にホッピー、更にはケイさんが私にチラリと視線をよこし(笑)、八海山を取り出す。
(なぜかはコチラをご覧ください)
そして安藤さんの燃料のようなアルコール。
(ちょっと飲んでみたけれどありゃー、飲みもんじゃないっすね)
宴会の途中に挟んだ夕食はボンカレーとうどんだった。宴会の話題はなぜかどんどんマニアックな話になっていく(笑)
少女漫画だとかアニメだとかプラモだとか・・・
20時の消燈時間直前まで宴会は続き部屋に引き払った後でもにょんにょんさんと私は真っ暗な部屋の中、
ヘッデン1つで話題尽きることなく23時まで語り明かしたのだった。 |
||
![]() 楽しく宴会 |
||
翌日は真っ白い視界の霧雨の中を下山。防水処理をしたデジカメが不調という事もあって写真はまったく撮らずじまい。
ガスの中に時折浮かぶ樹木は神秘的でなかなかいい雰囲気だったんだけどなぁ・・・
でもハイスピードで下山したから写真を撮る余裕もなかったけど。
途中何度か沢を徒渉したり沢沿いを歩いたりするけど昨日よりも更に水量が増してる感じ。
流れもかなり早くて少々怖いくらい。標高を下げるに連れて天気も回復し、勾配が緩やかになると1歩下がってブナの新緑を堪能しつつ歩く。
思いの他早く駐車場へと辿り着き、帰りは
笛吹の湯でさっぱりと汗を流した後に解散。 お疲れ様でした。そしてありがとうございました。 |
||

