群馬県 谷川・天神山
2005年4月2日(土)・3日(日)
甲斐駒ファンクラブ・メンバー


山に行きたい

(今回欠席)

潤平

(今回欠席)

高田

ケイ

かば

えび


同じ日程で同じ谷川の麓、マチガ沢あたりで山ヤ先生率いる若者たちが雪洞体験をするのに対し、 我々大人の雪洞チームはちょっと標高を上げて天神山(標高1502m)の山頂直下で掘る事にした。 (前回の雪洞と同じ場所
「マチガ沢で隣同士、一緒に掘らない?」って山ヤ先生に誘われながらも、先日見てきたマチガ沢の雪の状態を考えると 雪洞には向いているとは思えず、大人チームは上でやると断ってしまった、ほんと、ごめん。
ダメだった場合はテン泊するという若者チームと違い、こちらはあくまでも雪洞泊に拘りたかったので。
(前回の雪洞が私のたっての希望だったように今回はケイさんの希望を是非叶えたかった)
そうして、同じ谷川(といっても、広いイミでの谷川ってことで実際は距離あるけど)でも上部と下部でそれぞれ楽しむという形態となった。
1日目:4月2日(土)
当日、ケイさんの車で高田さんとかば、えびを迎えに来てもらい、関越自動車道に乗って水上ICへ。 赤城高原あたりから谷川が見える。こりゃ結構いい天気だ。 スーパーできむっちと合流し、食材の調達をしてから谷川ロープウェイの駐車場へ向かう。 準備と昼食を済ませて、ロープウェイで一気に天神平へ。 天神平の積雪は5m。 街では春だと言ってもここではまだ雪の世界。 日差しが強くてサングラスは必携。 ここから天神山山頂まではスキーのリフトに乗ればあっという間だけど スキーやボードを履いていない人はリフトには乗せてもらえない(泣)


リフトの下をえっちら登る
リフトの下をえっちら登る

そこでスキーを履いたきむっちとケイさんにかばと私のザックをリフトで上げてもらうため、乗り場まで向かう。 一般観光客がリフト乗り場へ向かうのを見てケイさんは「リフト乗れるんじゃないかな」って言った。 「えー、ホント!?そりゃおいしい♪」って小踊りして思いっきり喜んだのにリフト乗り場に行ってみるとやっぱりダメって言われた。 ちょっとー、ケイさん!!ぬか喜びさせないでよー!!!もう! 高田さんはリフトで荷物を運んでもらうのを断り、自分で担いで天神山まで登るという。 高田さん、カッコいい!! つーか、それ普通でしょ。みんな山登る人だし。 しかも天神山まで30分だし・・・・ スキー組と登山組に分かれ、登山組の高田さん、かば、えびの3人は天神山山頂に向かって歩き出す。 カメラとピッケルだけ持って。(この格好が怪しいのか!?) スキーのゲレンデを横切って、動いていないリフトの下を登って行く。 ボーダーやスキーヤーから「なんだぁ、あいつら」みたいな視線を感じながら。勾配がキツくなるとツボ足なので結構潜る。 重い荷物を背負った高田さんは1歩1歩ゆっくりと歩いているが、空身のえびはそれ以上に遅い(汗) てか、空身っても自分自身の重量が凄いですからー。 リフトの上部まで来ると今度は更に上のゲレンデ上の端を歩く。 徒渉(?)出来るとこまで登って、安全を確認するとゲレンデを一気に横切って反対側へ。 ここからは樹木もポツポツと生える尾根を歩いて山頂へ向かう。


天神山山頂直下
天神山山頂へ

そして中途半端に潜りながら天神山の山頂に到着するとみんな、すっかりお揃いで 何人かはすでに斜面を下りて雪洞の位置も決めたようだった。 大きな荷物を持ってワリと急な斜面を下りて行く人達が珍しいのか背後からボーダーが覗き込んでいる。 下りて上を見るとまだ見ていた(笑) 足場を作って早速ザックを置き、雪洞掘り開始。 私はあまり違和感を感じないけど、きむっちによれば前回と斜面の感じがかなり違うようで 普段よりも雪が多いという事らしい。 まぁ、積雪は5mだからね。1500mの標高でこの積雪は多いよね、やっぱ谷川だな。 とはいえ、今年は特に多いらしい。 きむっちとケイさん、かばが本体を掘り始め、少し下がった場所で高田さんがトイレを掘り始める。 私といえば、記録係(をい)。 まずは開口部分をガシガシ掘る。 そして、奥へと掘り進めて行く。 はじめは柔らか目だった雪も進むに連れて固く、スコップで掘るのが大変だ。 スノーソーもなかなか入らず私なんか途中で諦めた(笑) 体力のない私は戦力外なので掘るのはさっさと諦め、ケイさんと掻きだした雪を捨てる。 ブルーシートの上に雪を乗せ、ある程度溜まると、斜面に投げ捨てる。 奥行きもある程度進むと今度は左右に掘って行くので今まで2人で掘っていたのが今度は3人で掘る。 トイレを作り終えた高田さんと雪を捨てるが、3人になったら雪が溜まる時間が速くて追いつけないよー!! 途中、きむっちがういろうやフルーツの差し入れをしてくれて疲れた体に効いたよ、ありがとう。


雪洞初体験のケイさんは張り切ってる きむっちとえびっちで頑張って掘ってます トイレを作る高田さん

堀まくるきむっちとかば 頑張るケイさん もっと奥へ掘れ掘れ〜

綺麗なブロックは塞ぐのに使う ホラホラ、どんどん掻き出せぇ 最後の仕上げはブロックで入口をある程度塞ぐ


日も傾きはじめると、天井の仕上げにかかる。 天井は滑らかに仕上げないと水が垂れるから丁寧に。 入口を雪のブロックで塞いで、雪で隙間を埋めて、換気口を開けて、ツェルトにスキー板を通してセットして完成。 あ、本当は入口は掘り下げたかったんだけどね。 も、いーや、面倒だし。



完成した雪洞


雪洞内はブルーシートを敷いてその上に銀マットを敷く。 スノーソーが1つしかなかったからちょっと不安定だけど天井に突き刺してランタンを固定する。 ニッチも作ってろうそくを灯す。 そして早速鍋の水作りや食材を切ったり準備にかかる。 鍋のお湯がなかなか沸騰せず、その間におつまみなどつまんでたけど8時頃、ようやく食べ頃に。 「谷川・・・・何号だっけ??・・・えーと・・・4号か!」 谷川鍋4号完成。 今回の中身は大根、豆腐、通常のえのき、茶色のえのき、白い舞茸、通常の舞茸、 白菜、長ねぎ、鶏肉、鶏だんご、白滝・・・・こんなもんかな。 温かくて美味しかったー。 前回の雪洞が寒くて大変だったので、今回はしっかりダウンジャケットを着込んだから思ったよりも寒くなかった。 着膨れがどうのこうのとか言ってる場合ぢゃないし。 いろんな話題が出て楽しい時間を過ごす。 下で頑張ってる山ヤ先生率いる若者チームの話題になると、雪洞は絶対無理とみんなで言ってた。 「さっさとテント張って楽しい宴会でしょ、きっと。」 「どうやってマチガ沢に雪落とそうか。」 「念を送ろうか」 などなど・・・
多分、私がどすどす暴れれば距離のあるマチガ沢まで雪崩が起こると思うのだけど(怖)


鍋の準備をするケイさん 谷川鍋・・・たぶん4号!! ケイさん、楽しんでるぅ?

きむっちが作る杏仁豆腐は好評♪ ろうそくの灯ってやすらぐよね 天井を削って水を作る

雪洞内部の様子:左 雪洞内部の様子:中 雪洞内部の様子:右


そろそろ寝ようかって事になって、その前にトイレ行こうと思って外に出ると、
水上の夜景が綺麗だった。 それと山の向こうに見える大きなオレンジ色のぼや〜とした灯り。 きっと、関越トンネルの向こうにある土樽PAだと思うのだけど。 予報では明日は雨。まぁ、ここでは雪だろうけど、そんな訳で星はまったく見えず。
寝床を作る時になって初めてこの雪洞が意外と狭い事に気づく。 「寝返り打つのキビしかった」って後で言ったら「俺なんか横になれなくて縦になって寝たぞ」と相棒。 そういえば縦方向は一番チビの私が横になってみたけど横の事は考えてなかったなぁ(笑) もっと横に掘ればよかったか。ま、でも、時間的にそれはキビしいし。
ブレスサーモ来てダウンジャケット着て、−25度の厳冬期用羽毛シュラフに包まれても はじめはなかなか温かさを感じなくて大変だった。 夜中、ガサゴソやってる人が居て起きる。 その人が静かになってから「何時だろう」とふと時計に目をやるとちょうど午前2時。 う、うわー、丑三つ時かよお。 わ、天井になんか黒い点が見える。 あれ、アイゼンじゃないよなぁ・・・
なんでこんな事いうかと言えば、直前に、谷甲州という人の本を検索してて、ふと目に留まったのが「背筋が冷たくなる話」 。 このテの本が好きな私はつい、あらすじを読んでしまった。 「雪洞でビバークしていたら、天井にアイゼンが見えた。」
そんなんで、雪洞掘ってる間も「アイゼン見えたらどーしよう」なんて言ってたのだった。 もっともその時はみんなで笑ってたけど。救いはみんなが何気にいびきかいて寝てること(笑) 静かに寝てられたらシーンとしてかえって怖い。



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